1月25日(水) 晴れのち曇り
昨日の熱対策は寒いほうの熱対策で、メリダのハンドルカバーを作ったが、今日は熱いほうの熱対策。
ノートパソコンの熱暴走について取り組む。
結論から言うと、皆さんのアドバイスで修理することができた。
持つべきものはネット友。皆さんありがとう。
今日の修理品 ノートパソコンの熱暴走改善
昨日 とおるさんから教えてもらった近くのパソコンショップ「シスコム」へ行く。
ずいぶん久しぶりだ。お客は誰もいない。
店内にどんなものが置いてあるか時間をかけて一通り見てみる。
自分でパソコンを組んだりするのなら楽しいショップなんだろうなと思いながらヒートシンク用のグリスを探して回る。
あった。
熱伝導グリス 熱伝導率3.8W/m・Kと書いてある。25gで600円 「へら」付き
他に熱伝導率が高く、注射器入りのものが2000円を超える金額のものまであり、様々。
知識が無いので熱伝導率の効用がわからない。
またアマゾンでは送料無料で300円台であったな。もっと調べてから買おうかな。
「へら」なんか自分で作ればいいから。
と思ったが、店には自分ひとり。店に入ってからだいぶ時間も経っているし・・・
何か買わないと店員に悪いなと・・・
トンサンは意外と小心者であった。 (*^ω^*)ポリポリ
ま、600円でへら付きならこれでもいいかと購入。
店を出ると雪が降っていた。
こんなに寒いのにパソコンの熱暴走対策なんて・・・
そして今日 作業に取り掛かる。
ヒートシンクとファンは一体になっている。
CPU部分のネジ3か所と、ファンダクトのネジ1本、ヒートシンクをアースに落としているリード線のラグ、そしてファンのコネクターを引き抜く。
事前にYouTubeでこれらの作業を調べていたが、同じパソコンの作業は無かった。
それらの作業を見るとSHARPのPC-WE50Wは作業が超簡単だ。
メモリ交換なども簡単にできて、メンテナンスしやすいパソコンである。
ファンとヒートシンクは簡単に取り外せる。
取り外すとCPU(1)が見える。(2)はなんだろう? こちらも熱を持つようだ。
1月25日21:20追記
(2)のチップに「ATI」と書いてあったのでGPU【Graphics Processing Unit】であることがわかった。
昔グラフィックスアクセラレータと呼ばれていたチップの発展形らしい。
今は画像処理の仕事が多くなったので、さらに処理能力が高いグラフィックスチップが開発されたらしい。
これも熱を持つので冷却する必要があるらしい。
CPUはMobile AMD Sempron だ。
Coreの表面を見るとグリスは全く着いていない。最初から着いていないことは無いと思うのだが・・・
ヒートシンク側を見てもグリスは着いていない。
(2)の方のヒートシンクは熱伝導マットのようなものが貼ってある。
こちらはグリスは塗らないでおこう。マットをアルコールで拭いておく。
1月25日21:20追記
これもグリスを塗ったほうが良いのかはまだ分からない。
ファンを分解して清掃しよう。
羽根を引き抜くとモーター部もほこりが付着していた。綿棒にアルコールをつけて拭きとる。
ファンの内側は磁石が着いていると思うのだが、こちらもだいぶ汚れている。
モーター軸にはベアリングが入っていると思ったが、どうも違うらしい。
ファンのシャフトとモーター軸の内部にCRC5-56を楊枝(ようじ)を使って塗る。
なんか回転が良くなったようだ。
ファンはこれ。壊れたら交換できるように品番の写真を撮っておこう。
(2)をアルコールで拭いたら品番が良く見えるようになったので写真に撮ったが、ピントが合わずぼけた写真しか取れなかった。
ではグリスを塗ろう。
Coreにグリスをつけ、伸ばす。
ヒートシンク側も塗ろう。
こちらはへこんでいるので塗りにくかった。
組み立てて元に戻す。
起動して30分間様子を見る。
Core温度は30分たっても60℃台だ。
やったぁー!!
60度を越えるとファンは回りだすが、60℃台からは上がらない。
ファンの音もずいぶん静かになった。
いやぁ 皆さんアドバイスありがとう。
SpeedFanはしばらく動作させておこう。
タスクトレイの温度表示もCore温度の表示に変えることができた。
室温11度で2時間たったが、Core温度は64℃だ。
1月25日21:50追記
「いてっ」何か固いものを踏んだ。
「あ、これはパソコンのネジだ。おかしいなぁ、全部止めたはずなのに・・・」
明日もう一度分解してどこのビスなのか探そう。
グリスでしたか、、、全く塗られていなかったのですね、、、不思議。
グリス層はどうしても熱伝導率が落ちるので、出来るだけグリス層は薄くて密着するのが理想です。
次回はもう少し薄い方が効率良しです。
塗ったグリスも数年で硬化してしまうので塗り直しましょう!
同じグリスでも、ファンのグリスアップまでしてしまうのがトンサンですね(笑)。
流石です!
ファン軸に塗ったCRC5-56は役に立っているようです。
いつまで持つかわかりませんが。
今度は簡単に外せるのがわかったんで、いつでもメンテナンスできます。
良かったですね。それにしてもグリス一つでここまで変わるとは驚きです。
ちなみにCPUの近くにある似たような奴はビデオチップですよね。"ATI Radeon Express X1100"と書いてあることからも間違い無いと思います。
※以前はATIだったんですが、今はAMDに買収されて、AMD Radeonシリーズになってます。
ボケた写真なのに良く読めましたね。
僕も同じ時間くらいにネットで調べていてグラフィックスチップであることがわかりました。
>※以前はATIだったんですが、今はAMDに買収されて、AMD Radeonシリーズになってます。
なるほど。そういえばそんなこともウィキに書いてあったような。
調子が戻って何よりです。良かった良かった。
自分も気に入ってたパソコンの熱対策を甘く考え、
最後はマザーボードがいかれた事があります。
やっぱり早めの対策が大切なんですね。
結構いいマシンですね。トンサンのノートPC。
http://goo.gl/BmCpX
通常の自作パソコン等ではCPUとヒートシンクは薄いグリスを介してダイレクトに密着するのが良いとされています。
デスクトップでも購入したものだとピンク色のゴムシートのような熱伝導シートが間に挟んである事が多いです。
このシートの方がグリスより早く「カペカペ」になるようです。
CPUの方に貼ってある銀色のシートは多分それだけで十分に熱を伝えることになっているのでしょうが、
自作派の人等はそのようなシート類を全て取り去って高価なグリスのみにする人が多く見られます。どちらが良いのかは????
グリスの種類等でCPUの温度が変わるかどうか、研究している人もいます。エンジン・チューンのようです。
まぁ私は普通に安定動作してくれればそれで安心してしまいます(^^;)
踏んづけたネジは…ヒートシンクの取り付けネジでなければ心配はありません(笑)
「Super Π」(スーパーパイ)というフリーソフトを使う事があります。
http://www1.coralnet.or.jp/kusuto/PI/super_pi.html
読んで字の如く円周率の計算をさせるソフトですが、
数百万ケタを計算させるとCPUにかなりの負荷がかかるので、
それでもオーバーヒートしないかどうかがひとつの指針になります。
このパソコンは娘のです。
僕が使っていた初代iMacが壊れてから、まだ自分のパソコンは買っていません。
それ以降ホームページは更新できないので、このブログを使っています。
linkaさんへ
これで突然再起動をすることが無くなったので、本当に安心しました。
パソコンも再起動する前に「温度が高くなってきたから、そろそろ再起動するよ」と教えてくれてもいいのに。
とおるさんへ
あ、やっぱりヒートシンク側の銀色のシートは熱伝導シートだったのですね。
はがさずに上から塗ってしまったが、結果オーライです。
GPUのほうにもグリスを塗ったほうがいいのかなー。
私も、同一のファンで何度も掃除してるんですが、外れないので油のスプレーで無理矢理って感じになってるんですけど・・・