インターネットで出ていた産経新聞の記事を紹介します。
新潟県中越沖地震で大きな被害を受けた柏崎市を中心とする地域では、現在も約2万世帯で断水が続く。産経新聞が被災地で行った聞き取り調査では、不足しているものに「ガス・水道」「入浴・トイレ」を挙げた人たちが約7割に上った。23日で地震発生から1週間が経過、援助で飲料水は比較的入手しやすい状況にあるが、皮肉にも「水道水がほしい」。梅雨の蒸し暑さのなか入浴、洗濯などの「生活用水」不足に苦しむ被災地の現状が浮かび上がった。
「欲しいのは水道の水。風呂に入れない、洗濯もできないのが、本当につらい。食料、飲み水は配給がしっかりしていて不足はない」(58歳、主婦) 柏崎市では16日の地震発生直後から、ほぼ市内全域の約4万世帯で断水。現在の復旧率は約54%にとどまり、1万8000世帯で水道が使えない状態が続いている。
だが、復旧とされても実際には水圧が上がらず、蛇口からほとんど水が出ない▽周辺の水道工事が続き、濁った水が出る-などの理由で、使用できない世帯もかなりの数に上っている。
「漏水がないことを確認した時点で復旧としている。しかし、復旧地域が広がるにつれて水圧が下がり、水が出ない世帯が出てきている」と同市ガス水道局。災害対策本部は「25日には水道を完全復旧させたい」としているが、復旧したからといってきちんときれいな水が出るかはまた別問題という状況のようだ。
柏崎市や刈羽村では梅雨の蒸し暑さが続き、雲の切れ間から太陽がのぞけば真夏の暑さ。阪神淡路(1月)や中越地震(10月)とは違う、夏の震災のつらさが直撃する。生活用水不足に苦しむ被災者の声は切実だ。(産経新聞)
やっぱり水,特に水道から出る水。この地域では,蛇口をひねれば水が出てくるのは当たり前。(水道を通すということは,水道代がもちろんかかっていますがね。)でも,そうでない地域があったり,そうでなくなる状況(地震のような)におかれた人々がいます。そんな人たちの存在を知っていれば,水道から出る水を無駄に使って水遊びなんて,ましてやそれを授業の時間という,学校教育の場で行うなんて事はもってのほかですな。
だから,世の中の色々なことを「知っている」ということは大事なことなのです。
あとは,そういうことを感じる心の問題です。