僕たちの天使

私の愛する天使たち、ネコ、山P、佐藤健君、60~80年代の音楽、バイクなどを徒然に語っていきます。

(11/22)死について/野中のばらさん

2012年11月22日 21時36分56秒 | 猫漫画
今日も
目覚まし5回分、気になりながらも起きられず
寝坊してしまった。
心落ち着ける暇もなく
職場に向かった。



昨日は
前日の訃報をかなり引きずった一日だった。
人の死。
そればかり考えていた。
野中のばらさんの死。
突然の死。
孤独な死。
残された猫たちの気持ち。

死因について情報もないし
次の「ねことも」が出ても
ただ1、2行訃報を伝えるだけかもしれない。



それにしても
死というのは
受け止める側の軽重がはっきりしている。
本来なら「死」ほど
厳然な哀しみはない。
他は、何かしら解決できるもの、克服できるものが多い。
借金をしても、病気をしても、職を失っても、失恋しても
生きていればこそ、解決できたり、克服できるものだ。
そのとき、そのとき、絶望的な思いをしても
生きていればこそ
糸口は見えてくるし
時の流れが解決してくれるはずだ。
しかし
死は
それで終わりである。
そして
死に様(よう)、その環境によっては
死の哀しみが倍増する。
先の震災の死、病気で亡くなった同僚、いろんな形の死を見てきた。
見ていてつらい死もあろう。

誰かの死を聞いて
あまりピンと来ないこともある。
同じ死でありながら
「そうですか」と言うだけのときもある。
誰かにとって
その愛するものの死は厳然とした哀しみであっても
誰かにとって
それは軽いものとして受け止めることも事実である。
私は今回の
のばらさんの死はショックだった。
漫画の世界でしか知らないはずなのに
それはこれからもずっと続くものと当たり前のように思っていたのに
あまりにあっけない、あっけない。
死ってこんなに簡単にやってくるものなのか。

自分は怖くなった。
自分は
死ぬのはもっと先だろう、と自分で勝手に思っているのだが
死は突然やってくる場合がある。
うちの猫たちが生命を全うするまでは
死ねない、死なない、と勝手に思っている自分。
いや、違う。
意に反して、死は突然やってくる。

急に
「城の崎にて」を思い出した。


今日は大分気持ちが落ち着いてきたが
現実に
あの3匹のネコたちの行く末が心配である。
はかないものだ、生き物って。
飼い主次第で、生き物も「生きること」を彷徨う。
ああ
だから、今、私はこの子たちを大切にしなくてはならない。


今日
父から電話あり。
大腸ガンの宣告。
首の手術よりも緊急性が高いので
急遽、首の手術の病院をキャンセルして
別な病院に入ることになった。
電話での一方的な話なので
事情をつかめていないが
明日からの連休、私は仕事を休めない身だ。

寝坊しないように
さあ、トモロッシ、もう寝なさい。
文章散漫、失礼。
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2 コメント

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野中さんの死を今日知った… (野中さんファンです。)
2013-06-10 17:57:42
初めまして。私は一人暮らしで猫と暮らす女性です。
本日、野中さんの死を知りました。
遅過ぎますね。肉球プニプニ日記の最新刊の帯に遺作と書かれていて、まさかと思い調べてみると…こちらに辿りつきました。
とにかく誰かに、気持ちを伝えたくて突然にも関わらず、メールしてしまいました。

この方の作品がとてもとても好きです。
なかなかページを開けない…
こんな悲しいことがあるのか…

でも、そういう気持ちを抱いている方が自分だけでなく多くいて、たくさんの方に愛されていた作家さんだったことを知ることができました…

まだ知ったばかりで気持ちの整理が出来ませんが、野中さんのご冥福をお祈りします。

乱文、失礼しました…。
返信する
同じ気持ちです。 (野中のばらさんのファンの方へ)
2013-06-12 21:27:37
はじめまして。コメントありがとうございます。
野中のばらさんの死から半年以上が経ちます。
猫漫画作家というのは、一部のファンには知られていても
なかなかメジャーでない場合が多く、
この死に関して特に大きく扱われたわけではなく、
死の真相も知られていません。
彼女の作品を載せていた雑誌でも、一切語られず
ただ「ご冥福を祈ります」のみ。
夢を与える「猫漫画」のタブーなのかな、と思ってみたり。
それでも、彼女の死は
ヤフーのトップに出て、私はそれで知った次第です。
私のこのブログの前日でも触れましたが
彼女は
漫画に登場していたお母さんも亡くし、お父さんも亡くしていました。
それだけでも悲しい出来事なのに
まさかご本人も亡くなってしまうなんて。
相当ショックでした。
あのときのショックの気持ちをブログで載せましたが
自分の複雑さを正確に表したかどうか
自分でもわかりません。
そして
気になったのは
残された猫たちのこと。
彼女には当時3匹の猫がいました。
その行く末を案じたのは、この私だけではなく
彼女のファン、「ねことも」という猫雑誌のファンも然り。
ほとんど情報のないところで月日が経ちました。

うちにも複数の猫がいます。
彼女たちが生命を全うするまで自分も頑張ろう、と
あのとき強く思いました。
お互いに
今の猫たちを大切に、強く生きていきたいと思います。

コメントの返事が遅れて申し訳ございません。
猫漫画のほとんどを網羅している自分は
今でも過去の本を毎日のように
寝る前に見ているのですが
なかなか彼女の作品を見ることができない心境です。
改めて
野中のばらさんのご冥福をお祈り申し上げます。

コメントありがとうございました。
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