僕たちの天使

私の愛する天使たち、ネコ、山P、佐藤健君、60~80年代の音楽、バイクなどを徒然に語っていきます。

(11/30)冬の蝿

2016年11月30日 07時10分57秒 | 文学/言葉/本
二階の居間に
一匹の蝿がいる。
ここ1週間ほど、いやもっと前からか飛び交って
今は天井に張り付いている。
そこで蝿の寿命を調べた。
成虫期になって1カ月半くらいだと書いてあった。
部屋の中は暖かいし
猫たちの食べ散らかした餌がヒョイとあるので
なんとか生き延びているようだ。
駆除しようかと思ったが
1カ月半と見て、そのまま放っておこうと思った。


  冬の蝿逃せば猫にとられけり  一茶

わざわざ「冬の」と季節を入れているから蝿そのものは
夏の季語らしい。
季節を飛び越えて冬まで生きながらえた蝿だから
生命閉じるまで、ちょっと見逃している。
衛生、衛生、と言われても
そんなこと気にしない昭和の私である。
台所で見つかったゴキブリでさえ、ティッシュで捕まえて
庭に投げる私だ。
カエルの餌になるかもしれない、寒さで死ぬかもしれない、
でも私が積極的に殺すのは御免被る。
それを汚い、不衛生、と言われても
私自身が気にしないので。
庭の樹木に作った蜘蛛の巣でさえも除去できない。
蜘蛛の巣が不都合なときは
先端の糸を別な枝にくっつけてやる。
「ちょっと頭にくっつくので通るのに邪魔。」ということで。
蜘蛛は慌てて糸の上を歩き回るが、大勢に影響がないのですぐに落ち着く。
小さな虫にも、短い人生の生きる権利がある。
この世の生命、人間だけじゃない。
今までそうして自分が過ごしてきたのだから
これからもそうやって残りの人生やっていく。
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2 コメント

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無為自然 (pulumeria25)
2016-11-30 14:05:53
トモロッシさん、こんにちは。

この時期、命枯れはてる寸前のカマキリや
ひなたで体をあたためてジッとしているハエを時折みかけますが、
虫たちはあるがまま、無為自然に生きているだけですね。
人間のように自死なんてしません。

ゴキブリの生け捕りは、私はちょっと苦手ですが(笑)
息子はよくやってます。
私は、それを見て、きゃ~と叫び、
家の近くはダメ!遠くへ持っていって!
今考えると、自分の家にいなければいい
という感覚。
これはダメですネ。

トモロッシさんはどんな命も尊重する素晴らしい人。
これは、そうしようと思ってできることではなく、
もって生まれた天分でしょう。
豊かな人生です。

fairy25

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Unknown (fairyさんへ)
2016-11-30 19:35:11
fairyさん、こんばんは。
久しぶりにブログを書きました。
今日はブログデイ。
私も、ゴキちゃんに遭うと驚きますよ。あっちも驚いています。でもうちにはいないでね、とティッシュでつかんで
外に。あとはどうなろうとそこまでは考えない。
どんな虫に対してもではないんですよ。
蚊はつぶすし、バラについたアブラムシも放っておけません。
天敵のテントウムシも見当たらないし、こうして虫の生態系も崩れているんですよね。
今年はカマキリの姿を確認できませんでした。

優しさの定義って何だろう、と時々思います。
私はよく、冷たいと思われます。
しかし夫に私の良さを聴いたところ
「弱いもの、動物に優しいところ」と具体的に言ってくれます。
「優しい」「明るい」
人間、その面もあれば、冷たい、暗いという面も持っていると思います。
しかし、具体的な対象を挙げて、それに対して優しい、と言われるのはよく、把握してくれているなあ、と。

人生、今貧相ですw
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