監督・滝田 洋二郎 脚本・小山薫堂 音楽・久石譲
キャスト・本木雅弘、広末涼子、山崎努、吉行和子、笹野高史、杉本哲太、余貴美子
遺体を棺に納める"納棺師"。一見地味で触れ難いイメージの職業をテーマにしながらも、ユーモアを絶妙に散りばめて、愛すること生きることを紡ぎだす異色の感動作。ひょんなことから"納棺師"になった主人公が、さまざまな死に向き合うことで、そこに息づく愛の姿を見つめていきます。
物語の舞台は山形県庄内平野。名峰・月山を背景に、美しい自然を四季の移ろいとともに叙情的に描き出しています。
人生に迷いながらも成長していく新人納棺師・大悟を演じるのは本木雅弘。現代に生きる日本人の等身大の姿をコミカルかつ繊細に演じ切ります。大悟の妻・美香を演じるのは広末涼子。夫の仕事に嫌悪感を抱きながらも、やがて彼を理解し尊敬していく妻を、透明感あふれる自然体の演技で魅せてくれます。そしてベテラン納棺師・佐々木を演じるのは、飄々とした風貌と深みのある演技で圧倒的な存在感を放つ山努。さらに余貴美子、吉行和子、笹野高史など、多彩な演技派俳優が、作品の深みを出しています。
人は誰でもいつか、おくりびと、おくられびと――。
あなたは大切な人を、どう“おくり”ますか? そしてどう“おくられたい”ですか?
すべての人に普遍的なテーマを通して、夫婦の愛、わが子への無償の愛、父や母、肉親への想い、友情や仕事への矜持などを描き出す本作が、観るものに笑いと涙、そして大きな感動を、与えてくれる。
人は、みな今という命を一生懸命に生きている。
でも、いずれ来る死と無関係ではいられない。
子供の頃から、幾つかの肉親の死を経験し、
この作品のあらゆる人間の死に様と、それを送らなければならない家族の形は、どれも様々ではあるが、どれも、自分の自身の体験にオーバーラップし、些細な出来事にも、涙があふれ出す作品だった。
「困ったことに、うまいんだなあこれが…。」山崎努さんの言葉がじんわりと…。
生きるって事は、命をもらって食べること。
まさに私の生き方だ。
冒頭…「子供の頃は、冬がこんなに厳しいものだと感じたことはなかった…」
私も、今、そう思う。
温暖化で、冬は、どんどん暖かくなっているはずなのに…、子供の頃、無邪気に雪や氷の中で遊んでいたのは、親やまわりの愛情につつまれぬくぬくと暮らせたからでしょうか?
今、人生半ばで、送るべき人も早々に失い。路頭に迷って、いるのだろうか?
冬の寒さが、骨身にしみる事があります。
数々の賞を受賞しただけある作品であった。
読みたいんだけれど
今しばらくは やめとこって思ってるんだよ
テレビでさ 癌患者さんの闘病記みたいなドキュメンタリーだとか ドラマだとか・・・
以前は見て 涙したりしていたのがさ
ずっと見ていないんだよね^^;
心の奥底に 始めて告知を受けたときのショックってのが残っていて 蓋をしているのかもなぁ・・・とか考えるんだけれど
ホントのとこはわかんないの
もしかしたら 逆に今は見てもなんとも思わないのかもしんない・・・とも思う
今日私はこの本の内容よりも mintちゃんの心のつぶやきに いろいろ感じさせてもらいました
映画を見た感想です。
本木さんが本を読んで感動して、この役をずっとやりたいと思って滝田監督に相談したと聞きました。
なんだか、わかる。
もう、すでにいっぱいの心には…
優しい時間と穏やかな幸せを日々大切に暮らすってこと大事にしたいなあと思うわけです。
なかなか、そうはうまくいかないんだけれどもね。