『最後の将軍―徳川慶喜』 司馬遼太郎
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今回の『読書感想文にお薦めの本』 の最後の二冊。まずは司馬遼太郎氏からです。拙ブログでも司馬氏の作品は 『殉死』 『二十一世紀に生きる君たちへ・洪庵のたいまつ』 『竜馬がゆく』 『坂の上の雲』 などを取り上げました。
どれも素晴らしい作品ですが、本書もまた、司馬ファンならずともぜひお読みいただきたい一冊ですね。
村井先生の紹介です。
徳川15代将軍、「大政奉還」で江戸幕府を終わらせた最後の将軍である慶喜の話です。歴史の授業に出てくるので、この人物の名前は聞いたことがあると思います。
ただ、この時代は坂本竜馬や西郷・桂、新撰組といった華やかなヒーローたちがいる中、慶喜はいつも脇役的な存在でなかなかスポットがあたらないため、慶喜は幕府のお飾りなだけ?無能な将軍?といったイメージが付いてしまいがちですが、実は慶喜はとても優れた政治力を持つ人物。
激動する時代を見通していた慶喜が、どのような想いで幕府を終わらせたのか…。今まで知らなかった慶喜の人物像を堪能できて面白いです。感想文も書きやすいと思うので、興味ある方はぜひ読んでみてください。
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『幸福な食卓』 瀬尾まいこ
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瀬尾まいこ氏は、年齢も作風も全く違いますが、人気なら、司馬氏に劣らないほどですね。氏の作品も、これまで取り上げております。『卵の緒』 『図書館の神様』 『天国はまだ遠く』 です。
これらのうちでは、確かに本書が一番感想文が書きやすいでしょう。伊藤先生の紹介です。
冒頭からどんな展開になり、家族にどんな過去があるのか・・・ちょっと変わった?家族の物語です。お父さんお母さん、お兄さんそして主人公である妹の成長物語であり、読書感想文を書く際には自分を主人公に置き換え、あるいは自らの家庭を比較しながら書けばスムーズに筆が進むのではないでしょうか。
一話ずつが短編になっていますので、とても読み易く、女の子には多く共感できるところがあると思います。中学生以上におすすめです。
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<ランキングから参りました>
3人の子を持つ親です。学習塾には貢献しています。(笑)
紹介されている本は、子どもだけでなく親の私も興味深い本ばかりです。
本日の徳川慶喜の本は懐かしいです。ちょっと前の記事にあった小泉さんの話などは”なるほど”と読みましたよ。
またお邪魔します。
ポチッ
『最後の将軍』は確かに印象深い本ですね。夏休みはお子さんとお会いになるのでしょうか。良い本をたくさん買ってあげて下さい(笑)。
コメントありがとうございました。これからもよろしくお願いします。