最近特に注目が集まるようになってきた、『算数オリンピック』。学校の勉強で忙しい生徒には、参加する余裕がないかもしれませんが、たとえ、出場しなくてもここで出題される問題は思考力を問う良問ばかりで、知っておいて決して損はないと思いますので、紹介します。
少し前話題になった、宮本哲也先生の『強育論』や『合格パズル』などとも方向性は似ているのではないでしょうか。というのも本書のコンセプトは宮本先生と同じ 【大切なのは、『考える』こと】 と書いてあります。そして【学校の学習内容に関わらず、特別な訓練や予備知識の有無によって有利不利が生じない、本来の思考力を養う、教科書の一歩上の「算数力」「数学力」が試されます。】 と解説にあり、さらに 【じっくり考えればだれでも解ける!】 ともあります。
算数オリンピックは小学校6年生以下、ジュニア算数オリンピックは5年生以下、ジュニア広中杯が中学1・2年で、広中杯は中3が対象です。本書はそのすべての過去問、解答解説が収録されており、かなりのボリュームです。日本だけでなく、アジアを中心に世界から子どもたちが参加しています。個人特訓教室でも参加を促していますが、年に1度だけですし、本書は書店で購入できないのでなかなかうまく行きません。(直接申し込む)
さらに、本の値段を云々言うことは避けたいのですが、さすがに本書の3000円(プラス送料500円)、大会参加費4000円は少し高いのでは。専門書ならまだしも、算数、数学の普及、国民の思考力アップという明確なビジョンがあり、文部科学省が認定する『学びんピック』に登録されているのですから、無料とは言いませんが、気前よく、英検や漢検のテキストくらいの負担で本書を配布できないかと思うのです。
http://tokkun.net/jump.htm
『算数オリンピック問題集』算数オリンピック委員会 (03-3371-2655)
295p:3千円(送料5百円)
違う本ですが
↓
算数オリンピックに挑戦 00~03年度版講談社このアイテムの詳細を見る |
こちらでははじめまして。
過日は、トラックバックだけして失礼しました。
サイトの名前が「本を読もう!!VIVA読書!」なのですね。小生は読書の量はあまりない…けど、ぼちぼち楽しんでいます。
読書の分野・傾向が違いますね。特に『算数オリンピック問題集』(算数オリンピック委員会)なんて、小生、手が出そうにない!
お互い、刺激し合って楽しくブログできたらいいですね。