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【絵本から専門書まで】 塾講師が、生徒やご父母におすすめする書籍のご紹介です。

『合格パズル(1)~(4)』宮本哲也

2006年03月28日 | 中学受験関連【算数・国語参考書など】

 
私立中学受験の学習塾を主宰し、脅威の合格率で開成、麻布、栄光、駒東、筑駒、フェリスなどの一流中学に合格させてしまう算数のカリスマ教師、宮本氏。氏の教育観は『強育論』に記されています。ご父兄には強育論もお薦めですが、氏が出しているこの合格パズルシリーズは小学校中学年の訓練にピッタリです。

当教室でも小学生にやらせていますが、非常に反応が良く、お薦めです。宮本氏の塾では、小学校3年生にはパズルしかやらせないというのですから、徹底しています。 特に上位校を目指す生徒にとっては、計算力があるレベルに達した後の思考力が勝負で、我々塾講師も日々、過去問を参考にしながら、どのように思考力を発揮させるか、テキスト作りに腐心する点です。

受験学年でも、勉強の合間に利用すればその訓練になるはずです。 小学生の学力強化には百マス計算もいいのですが、あくまで計算力に主眼が置かれています。個人的には陰山英男先生の教育観はすばらしいと思っていますが、本屋さんの店頭から百マス計算の本が消えてしまったのは、やはり百マスは継続させるためには、親や教師にかなりの工夫が必要で、子どもだけでは難しいという欠点があります。その点が本書のパズルは勝れています。 じっくり考える、おもしろさという点ではこちらが上です。

ところで、アメリカ人はクロスワードパズルが大好きですが、今、そのアメリカでも日本生まれの数独(SUDOKU)というパズルが大流行。主要な新聞の多くがそれを載せているという報道がありました。もちろん合格パズルの方がよくできているのですけどね。

合格パズル (1)

東京出版

詳  細

http://tokkun.net/jump.htm

『合格パズル(1)』宮本哲也

東京出版:80p:500円


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