老いの滞留~感慨~
僕は随分長く、此処に留まっている
立ち止まったまま
動けないで居るのだ
その瞬間にも
時は変わり、時間は移り、時代は進み
壽命は
短縮の一途を辿るというのに
もう、依然として
僕が想う僕でない僕が・・
変化そのものに
価値云云とは
必ずしも言い切れないけれど
変動は確かに
停滞を突破する
一つの動機にはなる
僕はもう、随分長く
滞留の
悲哀を舐めている
老いの滞留~感慨~
僕は随分長く、此処に留まっている
立ち止まったまま
動けないで居るのだ
その瞬間にも
時は変わり、時間は移り、時代は進み
壽命は
短縮の一途を辿るというのに
もう、依然として
僕が想う僕でない僕が・・
変化そのものに
価値云云とは
必ずしも言い切れないけれど
変動は確かに
停滞を突破する
一つの動機にはなる
僕はもう、随分長く
滞留の
悲哀を舐めている
器量も気量も
自前の器量の多少で
住む世界や、見る景色は
確かに変容してゆく
或いは
自恃の強弱で
生きる場所や、生活の質も
著しく変貌する
加えて
己がじし、持ち合わせの気量で
世の中の情の愛しさや
切なさや、揺らぎを知る
ときどき想うのだ
器量も気量も
何時でも満ち足りた、humanで有りたい!と
そのような矜恃を抱えて
自虐無い日日を生きたいと
到底無理な、凡人の極みだが・・