goo blog サービス終了のお知らせ 

降って来るもの

写真と散文とぽえむ

万言鏡Ⅷ-ことば積木-

2021-03-03 05:19:42 | 詩19

     万言鏡Ⅷ-ことば積木-

 

丑寅の刻に此処に来れば

彷徨いのpieceが

最後の空きを埋めるように

真っ新な原稿用紙の空っぽの桝目が

驚異のspeedで埋められてゆく

己の意図とは無関係に

紡いでゆくものは

catchしたピース次第の絡繰り

languageの万華鏡

それでも

言い表したいことの一聯は

有無の絡まりを解いて滞りなく言伝され

ことば積木は

遅滞なく完成するのだ

容姿の詳細と感触は

あなた方の情感に委ねるとして・・

 

 

      気の処方

 

気が不足したら,調達に出ればいい

精気が欲しければ,精霊に合いに行けばいい

英気を貯めたければ,”とき”と手を組むことだ

根気が必要なら,収斂を積むしかない

感気の増量を狙うなら,哀楽の変遷に怯まないことだ

気分をcontrolするには,spiritを研ぐことだ

気合は,歯を食い縛る過程に育まれる

豪気,意気,勇気,気性,etc

それぞれに秘め持つ”気”の具合で

ヒトは如何様にもchangeできる

そうして

ヒトはその無形の”気”の風采で

様様な生き方を選択できる

 

ああ,あ,気の講義なら

何の気なしに

こんなにも円滑に進められるのに・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

万言鏡Ⅶ-優しい産声-

2021-02-27 14:12:22 | 詩19

     万言鏡Ⅶ-優しい産声-

 

産み出し続けるのはBOKU

まるで

血気盛んな雌鶏のように

泥濘の地下組織から搾り出される

純粋酸素の

泡-abuku-の連珠のように

contrailの直線の極みのように

次から次に

四方に伸びるlanguageの芽よ

 

綴り方の冊子はperiodを打たない

頁と重ね合わせで生きるBOKU

 

Languageの潤いは

虚空の隙間を埋めるように

淋しい虎口の隅々まで満たす

それ故

BOKUのポエム一篇は

大方の場合

優しい産声を上げて誕生する

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

万言鏡Ⅵ-明暗にて-

2021-02-22 22:20:10 | 詩19

万言鏡Ⅵ-明暗にて-

 

創作へと誘うように

黒色の分厚い扉が開く

その深遠の暗がりの中で

Uta創りに汗を掻き

僕の五線譜に

幾つものメロディーを載せてゆく

けれど,何某かの刺激で

半覚醒のbalanceが崩れ

目眩めく日向に誘引されると

kotoba達は忽ち安定を失い

水面に書いた文字の様に

漣の波間に沁み込み

二度と同じ配列では整列しない

剰え,明暗の絡繰りに翻弄され

再び浮かぶことも間々ならないのだ

 

それは幾夜かに一度来訪する

万言鏡のひと捩り

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Feeling

2021-02-21 20:14:47 | 詩19

Feeling-情-

 

器の中身として授かったものは

きっと

生涯,変わりがないのだ

 

人生の修羅の渦中の

学習や鍛錬や忍従やで

姿や形の変容は可能だとしても

中心の核は

inochiの臓腑と同じように

きっと

交換は出来ないのだ

 

それだから

同質のmonoに寄り添い

同等の器のmonoにしか

巡り会わない

 

胸の奥深くに眠る情感は

その細部までも

交換不可,生涯不変の

唯一無二の個人のfeeling・・

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

TOKIの明け暮れ

2021-02-16 20:29:05 | 詩19

TOKIの明け暮れ

 

時間が駆け足を要求する

 僕の足は

望み通りの速さを

もう体現できないというのに・・

 正月が行き,如月が逃げ,

それぞれのTOKIを刻んで

時刻は先へ先へ傾れを打つ

 

宛てない深みへ,宛てない高みへ,

宛てない年月へ,僕らを運び,

僕らを捨て,僕らを消す・・

 

それは何でもない

日常の明け暮れのこと

 

 

※生滅の句読点の様に,群青の空に金の三日月!!

             02/16 8:40pm まんぼ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

STAGEⅩ

2021-02-16 07:53:32 | 詩19

※終日の雨だった昨日。それでも気温は高めで推移したので凌げましたね。

今日の予報は”晴れ時々曇り”の何でもあり。又、三寒の一日目に逆戻り。春はsororisorori・・。

30分経過して雲が取れ、スッキリ青空に成りましたさあ!歩き始めよう

 

        STAGEⅩ

 

それはまるで

己が人生に絡まる

他人との相関図のような・・

 

太陽が誰?で,誰が月?の主従ではなく

恐らく,at randomに

唯,七十年の縁の

Homo sapiensとの天文図のような

夢のパノラマ

 

関わりの密度でもなく

関わりの頻度でもなく

縁の哀楽でもなく

縁の多少でもなく

唯,七十年の月日の経緯の走馬灯のような

会者定離に

垣間見る不思議の俯瞰図

 

それはどんな武骨にも

それはどんな素人にも

瞬時に描けそうな想像のpanorama

 

夢中は

極秘の己の涅槃図を

spotlightのように

照らし出すスクリーン

 

支離滅裂の糸の縺れ

摩訶不思議の

絲の織り成す夜毎の幻燈

 

STAGEⅣの解放感

STAGEⅤの目眩まし

STAGEⅧの夢幻宇宙の

STAGEⅩの一夜の夢

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

過去

2021-02-15 19:33:41 | 詩19

過去

 

取り出した過去は

再び過去として

元の場所に戻さねばならない

”とき”の約束事は

過去と現実の混同を禁じている

 どんなに光彩を放っても

それは既に過去の光で

遠去かる程に灯になり

軈て,闇に同化してゆくもの

 それ故,過去は過去として

その過去に相応しい居所に置いて

静かに見守るしかないもの

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

訳もなく

2021-02-15 16:00:04 | 詩19

訳もなく

 

寒い,心と体と,言いようもなく寒い,一刻がある

 

気温の高低や,風の強弱や,

風景の陰翳や,

蕾の膨らみ具合や,空の明暗の度合いや,

体調の浮き沈みや,

気懸りの有無や,物思いの軽重や,

能力の増減や,信心の濃度や,

祷りの多少や,生死の出来合いや,

バランスの差異や,

憂愁の濃淡や,etc,etc,

 

そんな事と無関係に,標記できない,

訳もなく

寒々とした,一刻がある

 

※理由のない寒さって、有りますか?

 朝からの雨が、お昼前にほんの少し中断しましたが、その後は飽きることもなく降り続いています。気温は高めなので心身が寒いという程でもないのですが、明日からは又”三寒”に翻弄されそうな予報。

 やっぱり、嬉しいことも楽しいことも一足飛びには廻ってきませんよね。幾らかの我慢や辛抱の後に訪れる。人生一般に言えることかも知れません。当に”苦は楽の種”‥ですね。

言えるのは”もう少し・・”と言う事でしょうか?   4:24pm まんぼ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

僕の朝

2021-02-15 06:31:30 | 詩19

僕の朝

 

一日分の普通の余裕が

まだ少し余っていると感じられるときは

ゆったりと

時間をかけて

僕の朝を整えてゆく

 これから向かう

未知との遭遇の由無しが

嫋やかに,恙なく廻りますようにと

畏怖と願望の掌を合わせ

真っ新な,僕の朝を創ってゆく

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

万言鏡Ⅲ-鶴嘴-

2021-02-14 14:06:59 | 詩19

     万言鏡Ⅲ-鶴嘴-

 

字源や辞林や辞海の隅々まで分け入って

新たなる字面に出合いたい

umiやmoriや知層に眠る

まだ見知らぬ字児に巡り合いたい

未開の字場に

僕は僕の鶴嘴を揮って

詞の鉱床を掘り当て

紅潮しながら産出の汗を掻くのだ

その一滴ごとの発汗が

未知なる見識を自立させる

 

 

     万言鏡Ⅳ-テロップのように-

 

スムーズに成立するときには

何時でも一気呵成に進展する

一行目を書いている間に

 telopの様に

二行目が表示される

それが余りに早過ぎて

 ときおり

見逃したり,尻尾だけ掴まえたり

前後の行が混合する不都合も起こる

 あるいは

行の途中で捜索に出掛けたり

最悪の場合は

今書いている一節が

朧気に霞んでしまうことも間々有る

 言葉たちは

僕の感性に触れたくて,我先にと騒ぎ

二つしか耳孔のない僕は

偶に,途方に暮れたりもする

 

詩の形式は,事程左様に面白くて

頭内を言葉が流れている間は

 僕は当然

その虜になったまま明け暮れる・・

 

 

予報通り、春!三月!の暖かい気温の日曜日に成りました。心が心地よく乾いてfukafukaに

蒼が濃くて・・、その濃い色合いの分だけ温い

             02/14 2:47pm まんぼ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする