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強欲都市の末路

2023年08月01日 | インポート

 東京と大阪で都心部の一万本の樹木が伐採されはじめている。

 外苑再開発、ついに始まる… 樹木伐採して高層ビル建築へ 規制緩和は東京五輪で進んだ 2023年3月23日
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/239535

  http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6016558.html

 最初は千本だったのが、いつのまにか三千本になり、蓋を開けてみれば一万本を伐採するという。
 
ヒートアイランド 緑地破壊という名の殺人 2023年7月31日 田中龍作ジャーナル
  https://tanakaryusaku.jp/2023/07/00029291

 そして、同時期に大阪でも、新自由主義政党である維新の会が、一万本の街路樹を伐採するという。
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221111/k10013888701000.html

 こちらも三千本という説明だったのに、結局、一万本が伐採されるようだ。

維新が大阪の街路樹1万本伐採計画…チグハグな「木を切る改革」よりも“害虫”退治が必要だ 2023/02/16 日刊ゲンダイ
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/318788

 東京都知事小池百合子は、維新に移籍するとの噂があるが、いずれも、竹中平蔵の新自由主義路線を旗印にする知事、市長ばかりだ。
 維新の政治思想は、橋下市長以来、徹底した合理化路線で、「金にならないものは排除する」という、まさに絵に描いたような新自由主義思想である。
 公共福祉など何一つ眼中にない。儲からない公共サービスを徹底的に廃止し、儲かれば、社会に害悪をもたらすギャンブルであっても、飛びついて推進する。

 だが、その見通しは短絡的で浅はかであって、大消費イベントだけを狙った万博を誘致したのはいいが、世界情勢と経済後退を読み切れずに、今や大失敗が約束されている。 https://news.yahoo.co.jp/articles/fb7da2760f6313ff59dac7ed6277ee5623128ef3

 突如、話を変えるが、占星術では2020年末に、宇宙を支配する法則が変わり、2021年からは「風の時代」という、精神性の価値が高まる時代に突入したといわれる。
 確かに、物質性だけに依存していた(例えばフリードマン新自由主義は、金儲けだけを人類最高の価値と決めつけていた)「土の時代」に比べて、2021年以降は、人々の精神性が話題に上ることが増えて、大谷や井上、藤井など、精神的に完璧ともいえるスーパースターが出現するようになった。
 https://www.villalodola.jp/magazine/column-085/

 「土の時代」における、物質欲、強欲を代表する人物、例えば安倍晋三や統一教会、最近ではビッグモーター経営者など、そして竹中平蔵や橋下徹、維新、自民党がどんどん窮地に立たされ、殺されたりもするようになった。
 あの冷酷無比の独裁者プーチンやルカシェンコ、そして習近平でさえ、今は窮地に陥っている。

 精神性がなく、強欲だけを前面に出した独裁者たちは、まさに世界から追放されつつあるのではないだろうか?
 私には、維新が軽薄な万博誘致で大失敗する本当の理由は、この精神性を人々が大切にする時代に遷移したからではないかと考えるのだ。

 東京都心の100年以上にわたって人々が大切に育ててきた1万本の樹林帯を、三井不動産がマンション建設のために伐採するという
 この計画は、東京五輪計画とともに立案され、収賄政治家で知られる森喜朗をはじめ、小池百合子、そして収賄の殿堂のような電通が関わって推進された。
 三井不動産は、あの三井高利の精神性「三方よし」を完全に見失ってしまって、三方悪しに邁進しているが、もしかしたら、これで三井グループが終わるのかもしれない。
 https://www.itochu.co.jp/ja/about/history/oumi.html

 東京都心の本当の魅力は、御苑、神宮、皇居などの大規模な緑地帯の存在であって、それが人々に、一種神聖な信仰心を与え、「東京への尊敬と愛着」を生成してきた。
 大都市でありながら、都心は緑に満ち、豊かな自然を誇ってきた。都知事は、都民の代理人として、一番大切なものを守らなければならない職務があるはずなのに、人々の命を支える大切なものから、都政によってぶち壊してゆくのだ。

 東京の魅力の根源にある都心緑地を破壊して、マンション群に変えるという小池百合子の選択は、歴史が刻んだ東京という宝物を破壊することに他ならない。
 今、日本から京都が消えたなら、日本人は心にぽっかりと穴があくだろう。だが、小池は都心の大伐採で、それと同じことをやりはじめているのだ。
 人々が精神性を求める「風の時代」に入って、物欲に向けて突っ走る愚かな政策を推進してしまった小池百合子は、結局、安倍晋三と同じ運命に向かってゆくとしか思えない。

 大阪の街路樹を伐採し続ける、吉村洋文府政もまったく同じで、「金儲けだけが唯一の価値」と決めつける強欲の権化のような新自由主義に導かれて、大阪の人々に心の安らぎを与え続けてきた自然を排除し、コンクリートと金属だけの街に変えようとしている。
 これは、まさに人々の精神性を求める時代の必然に真っ向から喧嘩を売るものであり、彼もまた、安倍晋三のように時代から排除される運命だと思わざるをえない。

 時代は、心の時代、精神性の時代へと駆け足で向かっている。
 物質の豊かさなど空虚な存在であって、心、例えば「人の優しさ」が人生にとって最大の価値になる時代に変わりつつある。
 これは、現在の20歳前の女性たちが、なんとなく感じているのではないだろうか?

 未来を作り出す、生み出すのは物質的豊かさではない。若い女性たちが産み出す子供たちなのだ。産まれてくる子供が、日本国最高最大の価値である真実が共有されてゆく。それを支える環境が、人々の「心の優しさ」だ。
 それを実感しているのが、若い女性たちではないだろうか?
 だから、一番大切にしなければならないのが若い女性たちなのだ。

 日本は、子供を大切に育てられる心優しい社会に変わってゆかねばならない。それさえあれば、物資的な豊かさなど必要ない。貧しくとも連帯があればよい。みんなで生きていると実感できる社会こそ、本当に豊かな社会なのだ。
 小池百合子も吉村洋文も、そんな社会に真っ向から敵対する政策を実行している。もちろん、岸田文雄はもっと悪い。子供を産めない社会を作っているのだから。

 もう一度書く。我々は精神性を本当の価値とする新しい社会に突入している。
 精神性というのは、物欲、強欲から自由であり、ものごとの本質を直視できるということだ。
 心が豊かでなけば、物質など無意味ということだ。
 都会の豊かな樹林を破壊する行為は、心を破壊する行為である。それは否定され、社会から排除されてゆくのが、この時代なのだ。

 物欲、強欲の人たちは、これからものすごい勢いで、社会から排除され、二度と権力に戻ってくることはできないだろう。
 プーチンも習近平もルカシェンコも、竹中平蔵も、そしてビルゲイツ、アルゴアも。