私が70年以上を生きてみて、最大の感想をいうなら、人間社会を定めているものは「洗脳」であるということだ。
それも、メディアや教育、周囲の発言、書籍などだけでなく、誰も気づいていない異世界の関与した洗脳も含まれる。
ありとあらゆる常識が社会を支配し、人々の意識を定めているのだが、その90%は、行動様式であり、すなわち与えられ、教えられ、囁かれた「洗脳」であるということだ。
ジェンダー問題だって、自分が女であるか男であるかを定めるのは、洗脳以外のなにものでもない。
かつて、インドなどで、狼に育てられた少女が、成長してから発見されたのだが、人間社会に順応するためには、あまりに大きな体験上の大きな障害を抱えてしまっていた。
彼女は、死ぬときまで、自分が人間であるという自覚を持てなかった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%81%A8%E3%82%AB%E3%83%9E%E3%83%A9
犬に育てられた猫が、自分を犬だと思っている様子も公開されている。
https://eureka.tokyo/archives/377502
自分を女だと思い込んでいる男、男だと思い込んでいる女など、あまりに多すぎて話題にもならないが、それをバイデン政権が「ジェンダーフリー」と称して取り上げはじめたのが、ジェンダー法案の始まりだ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%A7%E7%9A%84%E6%8C%87%E5%90%91%E5%8F%8A%E3%81%B3%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%81%AE%E5%A4%9A%E6%A7%98%E6%80%A7%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E5%9B%BD%E6%B0%91%E3%81%AE%E7%90%86%E8%A7%A3%E3%81%AE%E5%A2%97%E9%80%B2%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B3%95%E5%BE%8B
実は、性自覚意識を定めるのが、なんであるのかは、まだはっきりしていない。自分の肉体的な意味での性的特徴の自覚から、社会的な評価と行動、周囲による評価などが、知らず知らず性意識を自覚させ、洗脳してゆく。
しかしながら、肉体的特徴に反感を抱き、性への違和感を感じ続ける理由について、前世、過去生の体験が現世を拘束しているという意見もあって、それには一定の説得力がある。
ここまでは誰でも理解できると思う。しかし、私は霊的存在としての人間が、我々の想像よりも、はるかに大きな力を持っていることを思い知らされてきた。これを理解できる人はひどく少ない。
体験からいうと、30歳代のとき、奥名張の国見山を登るつもりで近くで車泊した。このとき、突然、脳内の一部が硬直し、頭痛がするようになり、そのときから自分の性格が極端に変化したことを感じた。
私は暴力団員のような戦闘的な意識になり、暴力団と木刀を持って立ち会おうとした。また、出会うあらゆる人に悪意的な因縁をつけようとした。
数年間続いたが、ある夜、夢に祖父が出てきて、頭のなかに手を入れて、ガキンという音を立てて、憑依霊を外してくれた。それから、元の普通の私に戻った。
このときの経験で、私は、霊憑依現象があることを確信した。
その後、私は奥名張の車泊場所で、大阪の暴力団員が首吊り自殺したことを知った。それを見て、私は自分におきた事象の意味を理解することができた。
また、私に嫌がらせを続けている自称富士宮市、萩敦彦の超執拗な誹謗中傷攻撃を見ていて、この男は間違いなく悪霊の憑依を受けていると確信した。
20年以上もの悪意の連続は、まともな人間性とは思えず、これほど執念深く嫌がらせ繰り返すのは霊的問題しかありえないと思った。創価学会員の霊的集団の意思を感じた。
どういうことかというと、私は「霊媒体質」で、死んだ人の霊に憑依されやすい。もしかしたら私に固有の現象かもしれないが、これまでの人生経験の数割が、憑依現象と関係あるような気がしている。
それは、絵を描いたり、楽器を弾いたり、あるいは性的妄想に浸るときなどに、自分が女性の霊に影響されていると感じることがある。
ときに、いわゆるハイ現象になって興奮の極地になって演奏することがあった。
しかし厄介なことに、人間には「逆洗脳」もあって、私は小中学生のとき、同級生の朝鮮系ヤクザ子弟からひどいイジメに遭って、PTDSトラウマを発症し、容易に鬱病を発症するようになった。それは、習性になってしまう。
これは、現実世界から逃げ出したいという望みが、異世界の解放された自分の妄想を作り出し、現実逃避による虚構の自分を作り出してしまう結果を招いていた。
例えば、「自分が美しい女性だったなら」、と妄想し、そのように思い込んでしまうようなことだ。
これが「逆洗脳」として作用し、妄想世界に浸り込んでしまうことがある。
PTDSは、いつでも現実逃避を作り出すのだ。
私は、間質性肺炎→肺線維症になったとき、自分の将来が存在しないことを知り、ひどい鬱病を発症し、現実逃避の世界に入り込んだ。
私は、実は男性である自分よりも、女性であったほうがしっくりくるという問題に、子供の頃から悩まされてきた。
だから男性として結婚して父親になるというビジョンに、とうとう迎合できなかった。
この年になるまで、一度も結婚せず、父親にならなかった理由の一つは、自分自身のパーソナリティにしっくりこないという問題がある。
自分の精神性、価値観を振り返ると、女性であったほうが違和感が少ないのだ。
まあ、私は蛇年生まれで、執念深い性格と言われてきたのだが、確かに、いつまでも問題を引きずってクヨクヨする内向的な性格に苦しんできた。
自分は、父親になるよりも、母親になったほうが、向いているかもしれないし、男としての性欲よりも、女性的、受動的な性欲に憧れを感じる。
かといってトランスジェンダーになってチンチンを切断するほどの勇気もないし、環境によって定まった男性としての観念に拘束されていることもわかっている。
もしかしたら、私は、ごく単純な現実逃避に迷い込んでいただけかもしれないのだが、一方で、過去生に私が女性であった証拠が、少なくなかった。
それは歩き方とか、感受性とか、孤立感とか、他人からの視線を意識するとか、さまざまだ。
今では、今生でのトランスは諦めて、せめて來世、女性として生まれ子どもを産んで育ててみたいと思うこともある。
しかし、このような性的自覚は、私の住む中津川市のような封建的社会では、嘲笑、迫害の対象になる。
この土地では、普通の人と違うと判断されると、激しく迫害される。いわゆる常識人であることを強要される社会だ。言い換えると、「保守風土の社会」なのだ。
住民は、トランスジェンダーを見ると、「人と違うことをやっている」と恐怖を感じて、心を閉ざして軽蔑し、排斥しようとする。
誰もが、周囲にあるあらゆる存在を「理解可能なもの」としておかないと安心できない。新しいもの、異なるもの、違和感を感じるものを強烈に排斥しようとする。
いわゆる異端者狩り=魔女狩りを行う社会であり、議員も、選挙で保守系だけが選択される。それは心が自由なはずの若者たちでさえ、そうなのだ。
https://www.youtube.com/shorts/RD83xmUzAas
まあ、トランスジェンダー法案が通ろうが、日本全体が理解できないものを排除する「魔女狩り社会」である現実は変わりそうもない。
それは、神谷宗幣の参政党が大きく支持されるようになって、ますますそうなってしまったと私は感じている。
参政党神谷の思想は、違和感による排斥を利用して、人々を一定の思想枠内に閉じ込めるものだ。
「日本人である以上、天皇を戴くのは当然であり、天皇のために命を捧げる社会と共有すべき思想」
これが参政党、神谷宗幣が我々に押し付けようとしている洗脳である。
魔女とは誰を指すのか? それは違和感を与える人であり、トランスジェンダーであり、ホームレスであり、また共産主義者とレッテルを貼られてしまった人もそうだ。ヤマギシズムも同じだった。
人々は、自分の教えられた価値観で計算できないものを異端者=魔女と決めつけて、排除するのである。
たとえば、鬱病で精神不安定になっている者、学校や会社で虐められて解決の出口が見つからなくて絶望している者、社会秩序の強要に強い違和感を感じている者など、「みんなに従わない者たち」「思い通りに動いてくれない者たち」を意味する。
彼らを理解し、連帯しようとする者は、たぶん滅多にいない。ただ排除しようとする者ばかりが日本社会を動かしている。
阿川佐和子や有本香が、「共産主義」を攻撃し、地上の悪魔のように決めつけている姿を何度も目撃しているのだが、彼女らが共産主義の本当の意味を理解しているとはとても思えない。いどい無知蒙昧にしかみえない。
彼女らは、ソ連や中国共産党崩壊の本当の意味をまるで理解していない。
ただ「自由が束縛される体制」と洗脳されているだけに見える。マルクスの定めた「一党独裁」思想が、腐敗や人権弾圧問題の根源にあることを知らない。 民主主義を破壊する正体が官僚独裁主義であることに気づかない。
現在の日本政治が、財務省の官僚独裁によって日本社会を破滅させていることにも気づかない。
これは上念司や、堀江貴文、渡邉哲也もまったく同じだ。彼らは、自分の反共思想が、一党独裁共産主義とまったく同じ結果を招くことに気づいていない。
彼らは、日本社会がソ連や中国と同じように、官僚制度によって破壊され国民が窮乏していることを理解できないから、完全にピントの外れた反共主義を口にするばかりで、何一つ問題を解決できない。
彼らは、人間が洗脳されて生きていることを理解していないのだ。
そして、その洗脳の根底に、儒教がもたらした「序列思想」があることにも気づいていないし、気づこうともしていない。
「自分は他人より上だ」という高慢な思い上がりと序列主義が、彼らの反共洗脳をもたらしていることも、たぶん死ぬまで、死んでも気づかないだろう。
人間に序列をつける思想、それが上の人間を畏敬し、下の人間を見下す差別ヒエラルキー社会をもたらしているのだが、それは、現実の人間性を反映することはない。
見下される人々のなかに、優れた高貴な人間性があるからだ。真実を反映しない序列主義と社会体制を肯定するために、「洗脳」が必要になる。白を黒と言いくるめる虚構のことだ。
人を差別せず、なんの先入観も持たず、目の前に現れた人に感謝し、連帯する無垢な心を持った人に、序列や差別を肯定するための洗脳が必要だろうか?
「ホームレスは人間のクズだ、トランスジェンダーは異常者だ、セレブは凄い、共産主義者は破壊者だ」 などの先入観を洗脳されていない人には、そんな決めつけはなんの意味も持たない。
洗脳された結果、はじめて意味を持つのである。
「天皇は特別にエライ人だ」というのも100%洗脳である。それ以外の意味はない。
天皇は、生物学的に、我々と何一つ変わりない、同じ人間である。だから、彼らが特別にエライ理由など、洗脳以外に存在しないのだ。
その洗脳は、ホームレスをクズと決めつけるものと、まるで同じ意味しかない。同じ人間の、それぞれの姿なのだから。
我々は、洗脳社会に生きていて、さまざまな価値観を先入観として洗脳教育されている。
このことに気づかないうちは、人間が解放された社会は決してやってこない。
人間は自由だ。誰も、何一つ変わらず、人生を謳歌し、カルマに従って生きるのだ。人間性を毀損すべき特別なものなど一切ない。