この一ヶ月ほど、いろいろなホームセンターの肥料置場に行って、来年の芋作のための肥料を購入しようとしていた。
だが、一番良く行く中津川市福岡町コメリも大井コメリも、リンカリ肥料の入手が困難になっていた。だが、探せばまだある。今なら買える。来年になると肥料の入手が厳しくなるかもしれない。
今朝は、坂本バローホームセンターで、やっと芋専用肥料を買うことができた。びっくりするくらい高くなっていて、去年の二倍近くしている。
20Kgで2500円くらいしたが、中津川市の支援商品券で2袋買うことができた。
年内に、我が家の畑を整備して、植えられる場所すべてを開墾して高畝を作り、来年の芋作に備えたいと思っている。
カリ肥料を入れて、雨で流れないよう黒マルチで覆っておき、来年の3月か4月に馬鈴薯種芋を植えて、残りは5月頃に甘藷苗を植える。6月の馬鈴薯の収穫後も、カリ肥料を足して甘藷苗を植えようと思っている。
また今年の芋苗を畑深く埋めて、発根させて保温し、越冬させる試しみも行っている。
80坪の畑で、うまく回転させれば、一人分の食料が自給可能という皮算用だ。
去年も今年も、種芋が早期に売り切れて困った。だから予約しておくか、入荷日を聞いて、朝一番に買いにゆかねばならない。たぶん数日持たないはずだ。みんなが必死になって買うようになっている。
可能ならF1(種が取れない)でない、「野口の種」の種芋を買いたいものだ。すぐに売り切れるから宝くじのようなものだが……。
https://noguchiseed.com/hanbai/
今年は、甘藷苗が高くてびっくりさせられた。ベニアズマと安納芋を買ったが、苗一本30円~50円もした。間質性肺炎の病気に苦しんでいたので、肥料も草取りも、ろくにやらなかったため、中くらいの芋が数十個取れただけだった。しかし芋ツルは取れた。
来年は、カリ肥料をしっかり入れて、草取りをまじめにやりたいと思う。
芋類は、基本的にカリ肥料だけで育てるが、馬鈴薯は、ある程度チッソやリンも必要だ。甘藷も、カリが吸収されるには、半分程度のチッソも必要といわれている。
しかし、肥料過多の悪影響(ツルボケによる芋痩せ)が大きいので、原則カリ以外の肥料は入れないようにする。
市販の芋類専用肥料ならバランス良く配合されているので、それだけでいいが、馬鈴薯は、一般野菜肥料を少し足しても良い。
芋肥料の成分はカリ主体なので、そのまま豆類に使うこともでき、枝豆・大豆は豊作になる。大豆と甘藷は、残存肥料やチッソが多いと失敗して実が肥えない。
可能なら、肥料屋の化成肥料よりも、有機肥が少しと、草木灰を大量に入れた方が、太ったおいしい芋や大豆を収穫できるようだ。化成肥だけの作物は、うまくない。
草木灰は買うと高いので、可能なら、畑の隅に灰取り専用の竈を設置して草木を燃して灰を取って入れればよい。
https://blog.goo.ne.jp/sasamuraailand/e/961c2c2b334e793e086d175f66b039e6
https://search.rakuten.co.jp/search/mall/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%A0%E7%BC%B6+%E3%81%8B%E3%81%BE%E3%81%A9/
ドラム缶竈は2~3万円するが、SSでもらってきて自作すれば5000円くらいでできる。ドラム缶自体は1000~2000円、煙突も1000円、あとは切断砥石代くらいだ。
近年は消防法の規制が厳しく、3月に畑で草を燃して延焼させたりすると、場合によっては危険行為として消防法で逮捕される可能性もある。ドラム缶に煙突をつけたものを自作する場合、ハンドグラインダーで穴を空けて、溶接は加熱に弱いのでビス留めが良い。
さて、ここで、今、何が深刻なのか? 本当に食糧危機が来るのかについて、良いメルマガ動画を見つけたので紹介する。
https://hayatafarm.jp/merumagalp_ad2-ppc/
リンク内にある動画のなかで説明されているのだが、早い話、世界の肥料の多くがロシアとウクライナから供給されてきたため、戦争によって世界的な肥料不足が起きていて、来年には、間違いなく、食料供給が大きく停滞するというものだ。
「肥料が入ってくる見込みはない!」
「来年から米も作れなくなり、主食は馬鈴薯にするしかない……」
という指摘なのだが、その馬鈴薯用の肥料も品薄になっている。
だから、菜園を作っている読者には、今すぐ、芋用肥料を買って備蓄してほしいと思う。年内なら買えると思う。一反の畑を持っているなら、芋肥料を100Kgは備蓄すべきと思う。
そして、市販肥料が途絶えたなら、我々が頼るのは、残飯堆肥と草木灰しかない。
草木灰なら、かなり大量に入れても肥料障害が出にくい。しかし、集中豪雨が降るとカリ分が流れてしまうので、肥料流失を防ぐためのマルチが必要になる。
まずは、菜園の片隅に灰取り竈を設置し、雑草や灌木を燃して灰を得ることを勧めたい。肥料不足でも草木灰さえあれば、芋と大豆は作れるはずだ。
さらに、畜産堆肥がこれからは非常に重要になる。
だから、近所に牛豚鶏の飼育者がいれば、仲良くなって分けてもらう算段を考えた方がいい。畜産堆肥による作物は、実に美味である。
来年以降は、灰と屎尿堆肥を考えるしかない。私は、家庭排水と排泄物を100%EM処理して畑に吸収させているが、EM処理するとキレイになりすぎて、臭いも皆無だが、肥料分も消えてしまう。(一説には微生物原子転換で大気に変化するという)
肥料として利用するには、ある程度の悪臭のある発酵物が必要だ。
食糧危機は、肥料不足からやってくる。日本には米があるから大丈夫だと思っているかもしれないが、その米の肥料も失われると、上のリンクの動画に説明されている。
食糧危機を警鐘するコンテンツは、ロシア侵攻後たくさん出ている。
「食糧危機」が世界をゆらす。3つの要因と4つの影響 2022/5/24
https://media.rakuten-sec.net/articles/-/37346
食料危機がやってきた】肥料供給難で世界農業に致命的な影響も(1) 資源・食糧問題研究所 柴田明夫代表2022年4月18日
https://www.jacom.or.jp/nousei/rensai/2022/04/220418-58308.php
食糧危機に「無防備」なのは日本だけ…米国が穀物輸入国に変わると需給面に大ダメージ 2022/10/19
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/313039
私は、昨年のブログでたくさん書いてきたのだが、2019年頃から中国共産党が世界の穀物の半分以上を爆買い備蓄していることで、世界の農産物や肥料の価格が高騰するようになった。
今、食料や肥料が手に入らない事情は、ウクライナ戦争より、むしろ中国による買い占めが大きいかもしれない。それはICチップも同じで、中国が世界流通の大半を買い占めてしまったことで、世界中で家電製品の供給不安が三年間も続いているのだ。
どうも中国共産党は、尖閣と台湾への武力侵攻を契機に、第三次世界大戦を準備しているようにしか思えない。
コロナ禍を利用して、中国主要都市で共産党の信じられない暴政と強権統制が続いているが、これも一説によれば、第三次世界大戦へのシュミレーションとして行っているとの指摘がある。
中国、6年前からコロナウイルスなど生物武器で第3次世界大戦の準備か=米国務省の文書が暴露
https://www.wowkorea.jp/news/korea/2021/0509/10298637.html
だとすれば、事態の深刻さは、我々の想像の100倍以上だと考える必要があり、少なくとも自給自足生活の準備を完璧に行ってゆく必要がある。
いざというとき、どこに逃げて、どのように生活するのか? シュミレーションが大切だ。
まずは芋栽培のための過疎の農地と肥料、獣害対策を進めよう。