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すでに終わっている原子力業界が、再稼働と運転制限解除に未練たらたら

2022年11月05日 | インポート


 原子力発電は、チェルノブイリとフクイチの二つの巨大事故で、とっくに終わっている。その実態は、人類史上未曾有の残酷なものだからだ。

 だが、原子力災害の本番は、発現まで数年以上の時間がかかる。だから本当は何が起きてるのか、全貌を理解している人は極めて少ない。



 フクイチ事故で、直後に、数千人の被曝死者が出たことが明らかだが、政府は震災関連死に紛れ込ませて徹底的に隠蔽した。



 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1425.html

 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1482.html

 

 次に、「晩発性障害」として、数年後に、心筋梗塞や白血病が激発する。政府は、立川志の輔の「ためしてガッテン」のようなNHK番組を使って、「心筋梗塞が激増している」、それは高脂血症のせいだと、あたかも放射能事故とは無関係のように装って被曝障害を隠蔽した。

 https://www.youtube.com/watch?v=EoLg-nBFhis



 そして、10年後に乳癌などが激発することが分かっているので、これも被曝とは無関係のように「乳癌が激増しているのは肥満や女性ホルモンのせい」と決めつけて、隠蔽にひた走っている。それが被曝誘発癌であることを決して知らせようとしない。

 http://www.tokyo-breast-clinic.jp/seminar/species/reason/



 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1682.html



 放射能巨大事故から10年で、被曝誘発性癌の潜伏期間が切れて、遺伝子を壊されたことによる、あらゆる発癌の嵐となり、それが数十年も続くのが真実だ。

 だが、政府と原子力産業は、それが放射能と無関係であるかのように必死になって、電通など、たくさんのメディアを使って、日本国民が気づかないように情報統制してきた。



 ほとんどの日本国民が、政府に騙され、フクイチ事故で大きな健康被害が出なかったと信じ込まされている。だが、それは真っ赤なウソだ。

 実際には、1億3000万国民の数割が、癌や心不全、被曝ストレス障害などの影響を受け、死産で殺された胎児も、おそらく数百万人ではきかないはずだ。

 こう書けば、フクイチ事故後に流産した多くの女性たちが思い当たるはずだ。フクイチ事故によって、どれほどの胎児が殺されたか……それは見事に隠蔽された。



 だから、放射能事故の真実が明らかにされた瞬間、原発も核兵器も一切開発できなくなる。政府は、利権の塊である原子力が失われることを恐れて、真実を隠蔽し続けてきた。

 だが、フクイチ事故被曝による発癌潜伏期間が過ぎた今、これから起きる発癌の嵐は決して覆い隠せるものではない。だから、原子力はもう終わっている。

 それにもかかわらず、原子力産業は「濡れ手に粟」のようなボロ儲けが忘れられず、もたらされるはずだった巨大な利権に未練たらたらで、どうしても諦めることができない。



 だから、原子力規制委員会の人事を背後から操って、原子力村出身者ばかりを委員に据えて、フクイチ事故の影響で止まっている原発を再稼働させ、あろうことか、稼働40年で危険な故障が激発する原子炉を、60年を超えてさえ稼働を容認させようとしている。



 原発、60年の上限撤廃へ 経産省検討、電力を安定供給 2022年10月14日

 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO65127140U2A011C2MM8000/



 まさに狂気の沙汰! 原発寿命制限撤廃 2022年10月17日

 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-2020.html



 岸田政権は、原発再稼働を政権公約に掲げた。



 岸田政権の原子力政策、原発推進へ「政策転換」...再稼働、新増設、そして運転期間の延長着々 2022年10月14日

 https://www.j-cast.com/kaisha/2022/10/14447916.html?p=all



 原子力産業が寿命延長を求めた理由は、原発の老朽化運転が安全だからという理由ではない。もしも、現行の40年寿命を認めれば、廃炉のコストが凄まじい巨額に上り、経営が立ちゆかないからであり、「事故を起こすまで運転させる」ようにしないと、とうてい廃炉費や後始末費が捻出できないからなのだ。



 未来の技術進展に委ねただけの「トイレなきマンション」である原子力産業は、いまだに廃棄物処理をまったく解決することができないのだ。それは、子供たちの未来を放射能で汚染し、人類の未来を遺伝子障害の闇に閉ざすことしかできない。



 老朽化原発を安全も保証できないのに動かし続けて、実際にフクイチのような大事故が起きれば、その始末費用は、数千兆円という天文学的規模であり、フクイチ事故の後始末も、廃炉は口先だけで、核燃料の取り出しさえ不可能なままだ。

 やれるとしても、後300年はかかるはずだが、そのときには、すでに東電はおろか、自民党も日本政府も存在しないだろう。



 彼らは、大事故を起こしたなら会社を倒産させて、自分たちは巨額の退職金を持ち逃げして、ドバイにでも逃げればいいと考えているのが真実だ。

 政府も電力企業も、誰一人として原発の安全性を保証出来る者などいない。それは核廃棄物の処理技術を未来に委ねただけで見切り発車した、愚か極まりない決断から一歩も前進していない。



 だが、現在、ウクライナ軍事侵攻によって世界の電力危機が演出され、電化贅沢生活が忘れられない人々によって、戦争の影響で、天然ガスや石油による電気が抑制されるなら、「原発を再稼働、増設させるしかない」という詭弁が欧日政府の意思となっている。

 私には、ウクライナ戦争が、原子力産業の陰謀によってもたらされたとしか思えない。



 原発を運転すれば、これまでの実績から、10年に一度の原子炉の破局的な苛酷事故が発生する。それは子供たちの未来を闇に閉ざすだけの愚行中の愚行である。

 そんなことをするなら、100年前の自然に依存した生活に戻った方がはるかにマシなのだ。少なくとも、未来を担う子供たちの環境のために。



 「40年ルール」見直しで再稼働する老朽原発――危険性はないのか?自治体の困惑と期待 11月4日

 https://news.yahoo.co.jp/articles/f39488643a513aff0f6421702ba7743852bb706f



 数日前に、恐ろしいニュースがあったが、多くの人が、その意味を理解していない。

 

 ザポリージャ原発が外部電源を喪失 ロシア軍の砲撃で 11/3

 https://news.yahoo.co.jp/articles/457649b9bfaa22ef2ca54dff9bb33962cafa6355



  ウクライナの原子力企業・エネルゴアトムは、ロシア軍の砲撃により、南部にあるザポリージャ原発が外部電源を喪失したと明らかにしました。

 エネルゴアトムによりますと2日、ロシア軍の砲撃により高圧線が破損し外部電源が失われたということです。



 現在は、非常用のディーゼル発電機によって電力が供給されているとしています。

 ウクライナのインフラ施設を標的にしているロシア軍は、2日もザポリージャ州やドニプロペトロウシク州のエネルギー施設をミサイルで攻撃し、市民生活にも影響が広がっています。

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 引用以上



  【ウクライナ発】ザポリージャ原発、外部電源喪失 ディーゼル燃料の備蓄は15日分  https://tanakaryusaku.jp/2022/11/00027876



 国営原発企業エネルゴアトムによると、2日23時頃、ザポリージャ原発にロシア軍の砲撃があり、外部電源との接続を絶たれた。

 原子炉は運転を停止した。ディーゼル電源を作動させ原子炉を冷却しているが、ディーゼル燃料の備蓄は15日分しかない。



 ザポリージャ原発がロシア軍の砲撃により外部電源を断たれることは、毎度のことだが、今回は少し事情が違う。

 東部・南部戦線でウクライナ軍の攻勢にあうロシア軍は撤退を余儀なくされている。ザポリージャ州から完全撤退するならともかく、原発周辺を人質にとった形で死守する可能性が高い。



 そうなるとロシア軍は孤立しディーゼル燃料を供給できなくなる。さりとてウクライナ軍が供給することもできない。孤立しているとはいえ、ロシア軍の支配地域だからだ。

 戦局が大きく変わると、双方の支配地域はマダラ模様になる。

 非常用電源を完全に失ってしまった原発は、東電福島原発の前例にならえば、約10時間後にメルトダウンが始まる。

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引用以上



 田中龍作の報道によれば、ヂーゼル発電機燃料は半月分ということで、このまま燃料補給が行われないなら、11月17日にはメルトダウンを起こす。

 サポリージャ原発の規模は、福島第一原発とほぼ同等であり、発電は停止していても、核燃料の発熱が、あと50年以上続くので、その間に強制冷却が止まれば、6基の原子炉が、すべてメルトダウンを起こし、超巨大な放射能汚染が始まる。

 

 15日分の燃料が本当に存在するかは確認できていない。おそらく戦争の最中であり、ロシア軍が、戦車の燃料用に抜き取ったりしているはずで、後、数日分もあるかさえも疑わしい。

 そして、IAEAが燃料補給を行おうとしても、まさに激戦の渦中にあるサポリージャ原発に燃料を送り込む手段があるのかも不明だ。



 もしも、すべての原子炉がメルトダウンを起こした場合、それは全地球を放射能汚染に包み込むことになる。チェルノブイリ事故の数十倍の汚染になる。

 北半球は凄まじい混乱に陥るだろう。南半球だって安全である保証はない。

 世界中で、数千万という胎児が流産死産になるだろう。



 原子力は、人類に災いだけをもたらす。それは平和利用を口実に核兵器開発に使われるだけなのだ。

 宇宙で2番目に愚かといわれる人類の、緩慢なる自殺行為なのだ。我々は、結経、強欲によって滅亡する運命だというしかない。