賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

桜貝

2010年01月16日 | 椿・サザンカ
2009年4月11日に薬師池公園でツバキの「桜貝」を撮っていました。
バラとダリアの「桜貝」と一緒に紹介します。
  
これがツバキの「桜貝」。
移り白の地に濃桃色の覆輪ぼかしが入る八重~牡丹咲きの大輪。花期は4~5月。
咲きはじめは内弁が宝珠状に固く集まりバラの花芯のようで、咲き進むと内弁がほぐれて雄しべと旗弁をのぞかせ、外弁は反曲する。
  
バラの「桜貝」は2009年8月30日に載せています。
この2枚もその時と同じ8月23日の野津田公園・ばら広場で撮ったものです。
2枚目にはちょっと感じの違う花を選びました。ツバキの1枚目に近い雰囲気ですかね?
  
そしてダリアの「桜貝」。
こちらも2008年6月26日2007年9月29日に載せていますので3度目の登場です。

町田ぼたん園

2010年01月15日 | 牡丹
1月9日の鳥さんたちは終わって町田ぼたん園の寒牡丹を。

「初日」は寒牡丹コーナーと奥の庭のほうでも数輪咲いていました。

「秋冬紅」は1輪だけ、ちょっと傷み始めたようです。

「桃花正雪」は2輪。お互いソッポを向いていて正面から撮れたのはこちら。
  
あちこちあわせて花数10輪ちょっとの「戸川寒」はここでの主役といえましょうか。

1輪だけだった「寒桜獅子」は状態がもう一つ。

町田ぼたん園の過去の寒牡丹は昨季が2009年1月11日2008年11月26日
その前は2008年1月7日に載せています。

ルリビタキ

2010年01月14日 | 野鳥
1月9日に出会った鳥さんたちを続けます。
  
何気なく見上げた枝に止まっていたのはシロハラのようでした。
前方に広がる林の様子をうかがっていて地上には全く関心がなさそう。前に回りこんでお腹拝見。
  
モズとオナガは見かけたよという程度の写真で、どちらもそそくさと飛び立ちました。

「何してんの」とでも言っていそうな表情を見せたのはヒヨドリ。

植え込みにサーッと飛び込んで行ったのはアオジでした。
  
この日トリをつとめた鳥さんはルリビタキの♂。せっかく会えたのに、いつもながらの甘ピンです。

カワセミ

2010年01月13日 | 野鳥
1月9日の鳥さんを続けます。
  
実はこの日最初に出会ったのは鶴見川にいたカワセミ。
ソロリソロリ、撮りながら近づいていったのですが、気付かれてしまいました。
カワセミと会うと、その日1日鳥さんづくしになるようで、
  
次に会ったのはジョウビタキの♀でした。
昨年の暮に対岸の茂みでチラリと見かけたコでしょうか。
  
河原の草むらで何か動いていたので、ウグイスかもと注視していたら、現れたのはメジロ。
5、6羽の群れで、1羽が対岸の草むらへ行ったら、他のもみんな飛び込んでいきました。

ウグイス

2010年01月12日 | 野鳥
ツバキが続きましたので気分転換に鳥さんを。

1月9日の薬師池公園。
思いもかけず目の前に現れたのがウグイス。

枯葉を突っついて顔を上げたら何やらくわえていました。
一度視界から消えたので、

視野を広げて見ているとチラリと動くものが。
ここはすぐに飛び立ったのでファインダーから目を離すと、

右手前の枝が揺れている。
カメラを向けたら、こちらを見ているようなショットが1枚。

枝の上部に移動し、あたりを2、3度見回してから飛び去りました。

花見車と月見車

2010年01月11日 | 椿・サザンカ
1月8日の雪見車で触れた「関東三車」の他の二車と関連づけた品種を。
  
2009年4月5日、薬師池公園の「花見車」と2009年4月12日、こどもの国の「関東花見車」。
花見車には、関東と中部がありますが、薬師池公園のは関東花見車でしょうね。
淡桃地に桃紅色の縦~小絞りと吹っ掛け絞りが密に入る一重、平開咲き、輪芯の中輪。花期3~4月。

こちらがもう一方の「花見車(中部)」で、2009年1月25日にこどもの国で撮影。
一重の椀~平開咲きの中~大輪で、白地に縦絞り、小絞りが入り、雄しべは放射状に広がる梅芯。
花期は12~3月と関東花見車よりも早咲きで花もひとまわり大きい。

  
「関東月見車」は桃地に底白~底淡色ぼかしの一重、長い筒咲き、筒しべの小輪。花期3~4月。
(1枚目は2009年4月12日こどもの国、2枚目は3月20日川崎市緑化センターで)


次に「月見車」。
極淡桃色の一重、筒咲き、筒しべの小輪。花期は11~3月。
2009年3月21日こどもの国で撮影。


そして3月20日の川崎市緑化センターでは「新月見車」というのもありました。
桃色の一重、筒~ラッパ咲き、筒しべの中大輪で花期は3~4月。
「月見車」よりも色が濃い目で、ひとまわり大きい。

他には「中部月見車」があり、淡交社刊の「新装版 日本の椿花」には「江戸期の椿花集に載る三妻(雪見車、月見車、花見車)はみな輪芯の車咲きに統一されたものであり、現在一般に栽培されている筒しべの月見車ではなく、輪芯の本品種(中部月見車)が元来のものであったと思われる」と記載されていて、何だか中部月見車が宿題として残されてしまったようです。

牡丹雪

2010年01月10日 | 椿・サザンカ
今回も「雪」のつく椿の品種から。
  
「牡丹雪」は新潟産ユキツバキ系で移り白の牡丹咲き、割~散しべの中輪。
花期は4~5月で、1枚目は2009年3月に川崎市緑化センターで撮影。
はじめはふっくらとした抱え咲きでのちに外弁が平開して雄しべの弁化が進み牡丹咲きよりも
獅子咲きや二段咲きに変化することがある。葉は楕円形の中型で葉脈が顕著。

こちらは極大輪の「雪牡丹」。
白花の牡丹咲きとしては最も大型の花の一つで、江戸時代から牡丹咲きの代表種となっている。
花期は4月で、この写真は2009年3月15日に薬師池公園で撮影。

牡丹が出たからついでに。
雪牡丹と同じ日に撮っていた「玉牡丹」。データはありません。
  
そして「白牡丹」。白色の牡丹咲き、波打ち弁。内弁は散しべと混在、大輪。江戸古種。
1枚目は2009年3月7日の川崎市緑化センター、2枚目は4月4日こどもの国で咲いていたもの。

姫白雪

2010年01月09日 | 椿・サザンカ
「雪」のつく椿の品種、まだ続きます。
  
新潟産ユキツバキ系の「姫白雪」は白色の八重、蓮華咲き、散しべの極小輪。
花期は4~5月で、2009年3月21日に「こどもの国・椿の森」で撮影。
20枚くらいの弁は細く中折れした樋状で、小輪ながら典型的な蓮華咲きを見せる。
弁の基部はやや黄みを帯びる。

2009年4月4日にこどもの国で1輪だけ咲いていたのが中部産の「高嶺の雪」。
桃地に白覆輪が入る一重、平開咲き、輪芯の中輪で香りがある。花期は2月~4月。
花の底の色が濃く、浮き出た弁脈が美しい。葉柄有毛でユキツバキ系とみられる。
  
こちらは2009年3月29日に薬師池公園で撮った「高嶺の雪」ですが、こちらは純白の花。
名前にふさわしいのはこちらという気がしますが、データは見つかりませんでした。

データが見つからないもう一種が、薬師池公園で咲いていた「雪夫人」。

雪見車

2010年01月08日 | 椿・サザンカ
今回も「雪」のつく品種。
  
「雪見車」は白色の一重、平開咲き、輪芯の中~大輪。花期は4月。2009年4月12日、こどもの国で撮影。
関東では江戸期から三車(雪見車、月見車、花見車)の一つとして伝えられた唯一の白色輪芯種。
  
こちらは「紅雪見車」で、2009年3月29日に薬師池公園で咲いていたもの。
手元の本には記載がありませんが、花色以外は「雪見車」と同じようです。

雪小国

2010年01月07日 | 椿・サザンカ
いつの間にか「雪シリーズ」に衣替えして今回は2種。
  
「雪小国」は淡桃色の八重~牡丹咲き、割しべの大輪。花期は4~5月。2009年4月4日、こどもの国・椿の森で撮影。
50枚近い花弁が三、四重に重なり、全開すると波のように屈曲してもつれ合い、その間に割りしべとなった雄しべをのぞかせる。ユキツバキ系には珍しい量感にあふれた花。
  
こちらの「雪小町」も花期は4~5月で、2009年4月26日にこどもの国で撮ったもの。ほとんど白色ですが、参照している「新装版 日本の椿花(淡交社刊)」では、淡桃色の八重~牡丹咲き、割しべの中輪で先の雪小国よりひとまわり小さく、弁数も減って35枚ほど。内弁の中心部が盛り上がって蓮華咲きに見えることがあると記述されています。
2種とも新潟産ユキツバキ系牡丹咲きの名花ということです。

雪明り

2010年01月06日 | 椿・サザンカ
名前に「雪」とつくツバキで、ダリアにもありそうなのを選んで見ましたが、ダリアのほうは空振り…。
  
「雪明り」。白色の八重、平開咲き、梅芯の中輪。花期は4月。2009年4月12日、こどもの国・椿の森で。
  
「雪景色」は2009年3月29日、町田市薬師池公園の椿園で撮影。
淡桃色、移り白、底帯黄色。八重・牡丹・唐子・二段咲き、中輪。花期4月。
  
「窓の雪」も薬師池公園で2009年4月18日撮影。品種データは見つかりませんでしたので写真だけ。

白雪椿

2010年01月05日 | 椿・サザンカ
年明けからツバキとバラ、そしてダリアで同名の花を並べてきたのですが、
一方だけは撮ってあるのがあと何種かというところで、早くも行き詰まり状態に。

「白雪椿(しろゆきつばき)」。白色の一重、平開咲き、ユキ芯の中輪。
花期は4月とありますが、昨年12月13日に薬師池公園で撮りました。
  
質の薄い花弁と、濃黄色の細く小さい花糸が作るユキ芯が目立つ野生ユキツバキ。
ユキツバキは北陸から東北地方の日本海側の山地多雪地帯に分布。
冬は深い雪に覆われ、保湿保温効果のある雪と地温に守られて越冬し、雪解けとともに開花する。
花は朱紅~紅色。
  
そしてダリアにはズバリ「雪椿」がありました。
花径が10cm前後の大型ボール咲き。秋田国際ダリア園の鷲沢園長作出。
2008年10月22日、同園にて撮影。

新雪

2010年01月04日 | バラ
同名の花、今回は「新雪」。
  
まずはバラの「新雪」。2008年6月8日に一度紹介しています。
その時はばら苑のプレートにあったように1969年作出としましたが、参照しているNHK出版「バラ大百科」によれば1972年鈴木省三氏作出となっています。
純白色で半剣弁高芯咲きの大輪つるバラ。花つきがよく、春から秋までよく咲く。香りは中程度。

今回はダリアの「新雪」も。2008年11月1日に載せています。
夢水蓮を交配親にして2005年に鷲沢幸治氏が作出しました。
  
そしてツバキの「新雪」。1枚目は昨年12月13日、2枚目は昨年1月10日に薬師池公園で撮ったもの。
ネットで調べた新雪は「白、牡丹咲き、割しべ、中輪」とあり、ここのものは違うようですが…はて?。

天の川

2010年01月03日 | 椿・サザンカ
同名のバラとツバキ。今回は「天の川」。

まずはツバキ。白色の八重、抱え咲き、筒しべの中~大輪。江戸期からの古典品種。
  
弁数は約20枚、弁端に深い切込のある広く丸い花弁が、椀形二、三重に重なる。
内弁にはしわがあり外弁と比べてもさほど小型にはならない。小型の筒しべはときに旗弁を混じえる。
花期は4月で、薬師池公園で撮影したのは昨年4月5日。名札は「天之川(あまのがわ)」でした。
参照している淡交社刊の「新装版 日本の椿花」では「あまのかわ」とふりがな表記されています。
  
バラのほうは2009年6月3日に紹介しています。ちょっと補足すると、
2~3輪の房咲きとなり、作出者の鈴木省三氏が海外のコンクールで初めて入賞した品種だそうです。

天津乙女(ツバキ)

2010年01月02日 | 椿・サザンカ
ツバキの「天津乙女」。ブログでは2008年12月11日に紹介しています。
今回のは、それから2ヶ月半ほどあとの昨年2月21日に同じ川崎市緑化センターで撮影したもの。

淡桃~極淡桃色の一重、筒咲き、筒しべの小輪。花期は3~4月。

京都の大徳寺高桐院の原木から増殖されたといわれ、清純な茶花向きの品種。
葉はやや小さくて少しよれる。
(説明部分は淡交社刊の「新装版 日本の椿花」を参照)