「染川(そめかわ)」も3月末頃から目立った一種。
淡桃地に紅~紅紫の縦絞り・小絞りが全面に入る千重咲きの中輪。花期4~5月。
4月中旬過ぎから咲く花は、気温が高いために絞りの紅は紫色をおびるのだそうです。
染川の枝変わりで白花の「白乙女(はくおとめ)」。花色以外の特徴は染川と同じ。
「墨染(すみぞめ)」は染川の赤花枝変りで、これも春の深まりとともに気温が高くなると紫色をおびる。
4月12日のこどもの国・椿の森では墨染の名札がかかった樹に白一色の花が咲いているのもありました。
染川と墨染は椿の森に点在していますが、6~7本まとまったところでは染川と墨染の特徴が
くっきりと分かれた花もいくつか。(大きい画像もリンクさせましたが手ブレで…)
〔参照:「新装版 日本の椿花」(淡交社・刊)と「色分け花図鑑 椿」(学習研究社・刊)〕