賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

ツバキ 「菱唐糸」

2009年04月10日 | 椿・サザンカ
今回は中折れ花弁のツバキを。

まずは横浜市のこどもの国・椿の森から「菱唐糸(ひしからいと)」。
濃桃色の八重、唐子咲きの中輪。花期3~4月。

弁数は20枚ほどで、樋状に中折れした花弁が三、四重に重なり、咲き進むと蓮華咲きになる。
花心には白い旗弁が集まり唐子部を作る。


「津川絞(つがわしぼり)」は淡桃地に紅色の縦絞りが入る千重咲きの中輪。花期3~4月。
花形は変化しやすく、宝珠咲きになったり、見事な列弁先になるものがある。

4月4日のこどもの国の「津川絞」には、枝変わりで紅花も出ていました。


こちらは3月15日の町田市薬師池公園で撮った「美保の関(みほのせき)」。
濃紅色の一重、筒~ラッパ咲き、筒しべの小輪。花期3~4月。

花弁を縦に二つ折りしたように中折れし、弁端が尖った独特な形から、
次第に中折れがゆるんでラッパ状に広がる。
「先細りで美しく整った筒しべ」と参考書に記述された雄しべですが、
残念ながら、この写真ではその様子が見られません。

〔説明部分は「新装版 日本の椿花」(淡交社・刊)と「色分け花図鑑 椿」(学習研究社・刊)から〕