goo blog サービス終了のお知らせ 

みやしたの気まぐれblog

鉄道とか野球とか食べ物とかMacとか、日々の気まぐれ記録。更新も気まぐれ。

JR世代の特急形気動車・客車

2013-06-26 01:24:06 | 鉄道その他
日曜日にネタになるものくらいはできたんですが、写真の用意も終わっていたものですから、前回の続きということで今度は気動車と客車です。

とは言っても、JRになってから完全に新造された客車はほとんどありません。今回は「改造車」は除いていますので(改造車は現役国鉄形シリーズでやったし)、JRになってから作られた車両にしたいと思います。
ただ、形式的には国鉄形の気動車であるものを、JR化後も改良して製造したというのは少しだけ含めます。そうでもしないと、写真が少なすぎまして・・・・気動車と客車は。

まずは特急形気動車です。


キハ71系。元はキハ58形、キハ65形の台車や機関などを流用した「改造車」と言えるような形式でしたが、車体の新製だけで無く後に機関も交換されたため、ほぼJR化後の新造車という感じになりました。「ゆふいんの森」で運用されています。特に最初の「ゆふいんの森」のため、「ゆふいんの森Ⅰ世」と呼ぶこともあります。4両固定編成です


キハ72系。キハ71系とは異なり、完全に新造された車両です。デザインはキハ71系を踏襲していますが、前面を含めて細部が異なります。また、内装についても異なります。「ゆふいんの森」で運用されていて、基本的には博多ー由布院の便はこちらの車両で運行されますが、キハ71系の代わりに大分・別府発着便に入ることもあるようです。4両固定編成です



キハ85系。JR東海がJR化後に初めて製造した特急形車両で、(ワイドビュー)の名を冠した最初の車両でもあります。キハ80系置きかえのために登場した車両で有り、カミンズ製の高出力エンジンを採用したのは、国内の旅客車両では数十年ぶりのことだったと言います。「ワイドビューひだ」「ワイドビュー南紀」で運用され、編成両数は列車によってかなり異なり、国鉄時代のような弾力性に富んだ運用をされています。以前は「ホームライナー太多」などでも運用されていました


キハ110系300番台。秋田新幹線建設工事に伴い、北上線をバイパス線として活用するため、1996年3月30日~1997年3月21日までの約1年間だけ運行された、JR東日本では唯一の特急形気動車による特急列車でした。我ながら、よくぞこの列車に乗っていたものだと思う列車です。当時は主に4両編成だったと思います。運用終了は一般形化改造され、200番台へ組み込まれました。デジカメなんてほとんど無い時代ですので、この写真だけフイルムから取り込んでます


キハ183系2550・3550・4550番台。キハ183系は国鉄時代に製造された特急形気動車ですが、JR化後も550番台が追加製造され、後に高速化改造されて特急「北斗」へ投入されています。写真の先頭車は120/130の両対応文字がある4550番台ですね。編成は時期や列車によって異なりますが、「北斗」の編成は通常ハイデッカーグリーン車を組み込んでいます



キハ183系1000番台。JR九州が当初「オランダ村特急」のために製造した車両です。これほど数奇な運命を辿る車両は無いと言うぐらいに改造や運用変更が多く、「オランダ村特急」→「ゆふいんの森Ⅱ」→「シーボルト」→「ゆふDX(古代漆色)」→「ゆふDX(山吹色)」→「あそぼーい!」となっています。まだ「あそぼーい!」になってから見たことが無いので、写真は「ゆふDX」時代の物です。なお、JR北海道のキハ183系と同じエンジンを使っているために1000番台を名乗っていますが、それ以外はほとんど関係性がありません。4両固定編成です


キハ183系5000番台「ニセコエクスプレス」。JR北海道のリゾート気動車の1つで、それまでキハ80系の改造車が主体であったところに、キハ183系ベースの新造車として登場した車両です。モノクラスの3両編成で、主に季節臨時特急列車や、快速列車、団体臨時列車としても使用されます。写真は「フラノラベンダーエクスプレス」の時の物です


キハ183系5100番台「クリスタルエクスプレス トマム&サホロ」。「ニセコエクスプレス」に続いて登場した、キハ183系をベースにしたリゾート気動車です。展望車を持つハイデッカー&ダブルデッカー構造の4両編成で、ダブルデッカー車はグリーン個室がありますが、近年は普通車個室として設定されることが多いです。主に季節臨時特急列車や、団体臨時列車としても使用されます。写真は「フラノラベンダーエクスプレス」の時の物です。ちなみに、展望車の展望ゾーンは衝突事故対策で現在立ち入り禁止化されており、もはやこの列車の存在価値は半減しています


キハ183系5200番台「ノースレインボーエクスプレス」。「クリスタルエクスプレス トマム&サホロ」に続いて登場した、キハ183系をベースにしたリゾート気動車です。時速130km運転に対応しています。ハイデッカー&ダブルデッカー構造の5両編成で、主に季節臨時特急列車や、団体臨時列車、運用が無い時は定期列車の代替として用いられることも多い車両です。3編成のリゾート気動車の中で唯一本州側に顔を出すことがあります


キハ187系。JR四国の2000系気動車をベースとして、貫通型先頭車のみを持つ制御付自然振り子式気動車です。老朽化していたキハ181系の置きかえと、山陰本線系統の特急高速化のために投入されました。全車モノクラスで、製造時期により0番台、10番台、500番台の番台区分が有り、細部が異なります。中間車が無く、全てが先頭車で、基本は2両編成での運転ですが、増結して3~5両で運転される列車もあります。当初は「スーパーおき」「スーパーくにびき」に投入されましたが、後に「スーパーくにびき」は「スーパーまつかぜ」へ変更。現在は「スーパーおき」「スーパーまつかぜ」「スーパーいなば」で運転されています。2002年の鉄道友の会ローレル賞受賞車両です


キハ189系。キハ181系が最後まで残っていた「はまかぜ」の運用を置き換えるために登場した気動車です。近年製造された気動車特急にしては珍しく、制御付き振り子も車体傾斜機構も採用せず、モノクラス3連の特急形として登場しました。それでも最高速度の向上や、基本性能の向上でキハ181系時代よりは高速運転となっています。車内はゆったりとした970mmのシートピッチとなり、今風に普通の気動車特急を作るとこうなるという感じです。列車によっては、3+3の6連で運転されることもあります。「はまかぜ」「カニカニはまかぜ」で運行されます


キハ261系0番台。宗谷本線の高速化工事完成に伴い登場した車両です。キハ281系、キハ283系で採用していた制御付自然振り子に代わり、空気バネを利用した車体傾斜機構による3°の傾斜が可能です。キハ201系気動車をベースにした設計になっており、特急形としての性能を維持しつつコストを抑えるという方針が採られました。「スーパー宗谷」へのみ投入されています


キハ261系1000番台。キハ183系で残っていた「とかち」の置きかえのために登場した気動車で、キハ261系0番台のマイナーチェンジ車です。車体は789系特急形電車のデザインに近づき、元車のキハ261系0番台に比べてややスリムな外観となりました。また内部の制御系の違いなどから、0番台とは併結できない設計になっているそうです。「スーパーとかち」「ホームライナー」で使用されています


キハ281系。札幌ー函館間を3時間で結ぶべく、JR北海道が道内飛行機対抗のために登場させた制御付自然振り子式気動車。以後のJR北海道特急形の始祖とも言うべき車両です。傾斜角度は5°で、最高時速130kmでの高速運転に対応。登場時に比べて途中停車駅が増えたので、札幌ー函館を3時間で結ぶことは無くなりましたが、現在でも「スーパー北斗」として速達特急の役割を担っています。編成両数は列車によって異なりますが、キハ283系が編成に組み込まれることもあります。1995年の鉄道友の会ローレル賞受賞車両です


キハ283系。石勝線・根室本線の高速化のために登場したキハ281系の発展型。制御付自然振り子の傾斜角度をさらに1°大きい6°として、さらに性能の向上を図っています。外観上は前面のデザインの違い、側面の窓付近の塗装でキハ281系と区別することが出来ます。2011年5月にトンネル内での火災全焼事故を起こし、その後も故障が相次いでいましたが、最近は落ち着きました。「スーパーおおぞら」「スーパーとかち」「スーパー北斗」で運行されており、編成両数は列車によって異なります








2000系。JR四国と鉄道総合技術研究所が四国内特急の高速化のために開発した特急形気動車で、世界初の制御付自然振り子式気動車でもあります。JR四国の看板車両で、試作車TSEによる試験後に量産車が登場。試作車同様に非貫通型先頭車と貫通型先頭車が用意され、中間車も製造されました。列車によって編成車両数は異なり、2~8両での運転を行います。アンパンマン列車が土讃線用2本(うち1本4両は土佐くろしお鉄道所有車両。JR四国所属車は3両のみ)、予算線用2本(3+5両で正確には4編成となる)存在します。1990年の鉄道友の会ローレル賞受賞車両です



N2000系。2000系気動車のマイナーチェンジ車で、130km/h運転に対応した車両です。高徳線の高速化による高速バス対抗のために登場しました。先行量産車は従来の2000系とほぼ同じデザインとされましたが、量産車は前面形状を変更しました。全ての車両が貫通型先頭車で、モノクラスとなっています。2000系との併結も可能で、「うずしお」「南風」「しまんと」で運用されています


続いて客車ですが、そもそもJR化後に新造された客車はほとんど無く、車体は新造したけど機器は流用の改造車はたくさんありました。しかし、そんな改造車ですら、すでにほとんど姿を消しています。今年ようやく、JR九州で「ななつ星」が登場して、新造客車が14年振りに登場します。


24系25形900番台「夢空間」。JR化後に製造された唯一の24系であり、横浜博覧会で展示車両として登場後、主に「北斗星」「あけぼの」などの臨時列車や団臨で運行されました。オロネ25 901「デラックススリーパー」、オハフ25 901「ラウンジカー」、オシ25 901「ダイニングカー」の3両のみの存在で、通常は他の24系客車に連結されて運行されました。すでに廃車となり、ラウンジカーとダイニングカーの2両は埼玉県三郷市のショッピングセンターで保存。残るデラックススリーパーは尾久車両センターで保管されています



E26系。現時点でJR化後に唯一新造された客車新系列。また、客車にステンレス車体を採用した唯一の存在でもあります。豪華寝台列車「カシオペア」のために登場し、1編成のみの存在のため、毎日運行はされていません。運用が無い日は団臨運用に入ることもあります。寝台車は全てA寝台2人用個室。1人客にはちょっと乗りづらい列車でもあります。2000年の鉄道友の会ブルーリボン賞受賞車両です


こんなところでしょうか。
特急形電車に比べると、鉄道友の会の受賞車両が少なめですね。
個人的にはキハ72系、キハ189系、キハ261系1000番台、E26系にまだ乗っていないので、そのうち乗りたいと思ってます。

今回はここまで。しばらく間を開けたら、今度は通勤車両とか、一般形車両もやりたいと思います。なお、新幹線はほとんどがJR化後の形式なので、前に新幹線ネタはやっていますから、新幹線はやりません。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« JR世代の特急形電車 | トップ | あじさい電車を求めて箱根の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

鉄道その他」カテゴリの最新記事