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みやしたの気まぐれblog

鉄道とか野球とか食べ物とかMacとか、日々の気まぐれ記録。更新も気まぐれ。

九州一周旅行 その8「台風を逃れて宮崎から別府へ」

2011-06-04 12:31:10 | 乗り鉄
九州一周旅行の第8回です。
5/29(日)の朝、日南線へ向かうはずが台風接近で運休になり、宮崎駅へ戻った後はあきらめて特急「にちりん」に乗車し、北へ向かいます。以前は485系で運行されていた特急「にちりん」ですが、今年3月のダイヤ改正で485系が引退。「きりしま」「ひゅうが」も同様で、共に「リレーつばめ」「有明」運用から外れた787系と、「かもめ」運用から外れた783系で運行されるようになりました。
日豊本線の隼人~鹿児島と、西小倉~大分は過去何度か通っていたんですが、前夜に乗った宮崎~都城を含め、大分~都城の乗車は8年ぶり。8年前は大分側から延岡の高千穂鉄道に寄りつつ宮崎へ降りていったので、今回とは逆の流れです。

宮崎駅から乗車した787系「にちりん」

座席裏側のテーブル。まだTSUBAMEロゴのシールが残っている

車内案内図は、上からシールを貼られて変えてありました。通常6連、繁忙期8連の車内案内

宮崎駅を出発し、しばらく走ると都農駅を過ぎたところで、進行方向右側(日豊本線の東側)に高架線が現れました。日豊本線とほぼ並行する高架線には、太陽電池パネルが載せられていて、明らかに列車も自動車も走っている様子がありません。それもそのはず。これはかつてのリニア宮崎実験線なのでした。

太陽電池パネルを載せたリニア宮崎実験線

日豊本線とほぼ並行だが、途中で一度だけクロスして反対側に抜ける

太陽電池パネルは国際航業グループの宮崎ソーラーウェイというところが運用しているらしい。ソーラレイじゃないよ

列車は1時間ほどで延岡へ到着。ここで一度下車します。
延岡駅からは、かつて高千穂鉄道という第三セクターのローカル線が出ていました。国鉄高千穂線を引き継いだ高千穂鉄道は赤字第三セクターの1つでしたが、鉄道用の橋梁としては日本一高い高千穂橋梁(地上からの高さ105m)があることで、鉄道ファンからはよく知られている路線でした。私は8年前の2003年7月に高千穂の終点まで往復乗車していたのですが、高千穂鉄道は2005年9月に台風14号による甚大な被害を受け、その後も復旧することなく廃線。8年前が最初で最後の乗車でした。
今回はその跡だけでも見ておこうと下車し、1本後の特急で再度北上することにしました。ただ、台風による強風がかなりひどく、傘も壊されてしまい、結局駅で1時間潰しただけでしたが。

延岡へ到着した787系「にちりん」

787系の側面

かつて、写真左側には高千穂鉄道のレールがあり、日豊本線からすぐに乗り換えることが出来た

8年前の延岡駅での写真。右側が日豊本線のホーム

延岡駅折り返しの817系。延岡~宮崎は日中1時間に1本程度の普通列車がある

隣の南延岡までは貨物列車の運行があり、延岡駅構内にはED76形1000番台が停車していた

JR貨物の更新カラーになっているDE10形1500番台。どうもこのカラーは似合わないなあ

延岡駅の駅舎。この写真を撮って、駅舎に戻る途中で傘の骨が強風で折れた・・・

延岡駅の時刻表。反射して分かりづらいが、延岡~佐伯の間は山間部を通るため、利用者が極端に少ない。このため、普通列車は朝夕2本ずつ(しかも1本は市棚折り返し)で、電化区間にもかかわらず気動車での運転。特急は朝から夕方まで1時間に1本走るが、途中駅には全く停車しない

大分側からの787系「にちりん」。途中で倒木があったそうで、列車が15分くらい遅れていた

自販機で売っていたUCCコーヒー。N700系「さくら」ですね。UCCコーヒーってこういうのよくやっているね

宮崎側から713系の折り返し電車がやってきた

その後4連の787系「にちりん」が到着。こちらもほぼ15分遅れ

乗車した787系で大分へ向かいます。延岡から大分までは通常時約2時間の行程。単線で線路規格も低く、特急列車で最高速度130kmまで出せる787系でも、あまり性能を生かせる場所がありません。また、この日は台風による強風で、所々にて速度制限がかかる状態。列車はだらだらと走りざるを得ず、結局大分到着は1時間の遅れでした。

元「有明」用の4連のため、テーブルのシールはARIAKE

テーブルを開いたところの車内案内

外の風景。川は増水気味だ

佐伯を越えると、また海が見えるところも出てくる

今回乗車したのはトップナンバーのクハ787 1でした

デッキから。クハ787形0番台はガラス式の仕切りで、他の787系車両と少し異なる(他は金属)

先頭車クハ787 1の車内

大分駅に到着すると、以前から行っていた大分駅の高架工事がある程度進んでいました。3年前の夏に来た時は、まだ全部が地上ホームだったんですけど、今回の訪問時は非電化の久大本線、豊肥本線ホームが高架化されていました(ただし、九州横断特急のみ地上ホーム発着)。

高架工事中の大分駅

大分駅に到着した787系「にちりん」と、大分地区の日豊本線主力である815系

1番線へ入線する883系「ソニック」。なぜか前面のライト上にある化粧板が外されている。以前に事故にでも遭ったのだろうか?

大分からの乗り継ぎになる883系「ソニック」

883系「ソニック」の車内

以前のような派手なカラーでこそ無くなったが、妙な形状のヘッドレストは健在の座席

デッキにはこんなのありました

さて、延岡到着時で時間はまだ15時前。この時間ではホテルチェックインにも早すぎるし、宮崎に比べて大分は雨があまり降っておらず、これなら先に翌日予定のラクテンチに行けるかと思ったんですが・・・観覧車が動いてないな・・・(延岡駅ホームから見えます)。いくら日曜とは言え、台風接近していれば、そりゃ遊園地はお休みしますよね。電話してもお休みのテープが流れてました・・・。 ということで、完全に選択ミスを犯した私は、重い荷物をひとまずロッカーに預けて、大分まで戻ることにしたのでした。

延岡駅ホームから望遠撮影したラクテンチ。日本で唯一、鉄道法上の「ケーブルカー」がある遊園地である

以下、次回。
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