車内
14日のダイヤ改正で 半世紀近く運転されていたブルートレインの「はやぶさ」と「富士」の最終列車が出発し多くの鉄道フアンが押しかけた様子が報道されていた。1961年(まさに半世紀前)の5月連休。新入社員研修が終わり 配属先の札幌に 出発。未知の遠隔地に行くことでかなりの緊張して出発した事をよく覚えている。
5月4日22時ころ ブルートレイン(急行日本海)大阪出発
5月5日夕方 青森着 青函連絡船にて 船中泊
5月6日 朝 函館から倶知安経由急行で 札幌着
札幌に30数時間もかけて到着 確か 札幌駅より そのまま北海道支店に着任した。「思えば遠くに来たモンダ!」の実感があった。当時の国内の移動は大半が列車で 中でも長距離は夜行列車ブルートレインの利用が多かった。ブルトレ引退ニュースで 半世紀経った 当時のことを鮮明に想いだした。
独り言
数年後 山口に帰郷した時は 出発見送りに来た駅での祖母の言葉「これでもう 逢えないかもワカランネ!」 いつもあの送り言葉は忘れられない 帰郷は喜んでくれたが出発はつらいものとなっていた。祖母は当時の札幌は遠い外国の土地のように思えていた。