ひねもす日報

このブログももうすぐ開設20年とは

胸が透くおもい

2004年12月22日 | Weblog
 小学校の裏門を通りかかったとき、鉄製門の間からこまが飛んできた。1,2
年生と思しき少年が、門に駆け寄り3人こまの行方を見ている。拾って手渡してあげた。
「すみません」と少年が言った。歩を進めるわたしの背中で「ここは外に出るから
あっちでしよう」と聞こえた。またある時。いつも同じ場所にいる人懐こい猫がいる場
所で猫を愛でていると少年がやってきた。彼も猫を愛でている。「この猫はいつもここ
にいるの?」と尋ねると「僕や仲間はよくここで見掛けますよ」と丁寧に答えてくれた。
「すみません」や敬語を小学生が流暢に喋ると驚く。電車に乗れば汚いことばを駆使し
た会話の女子高生や女子大生。大学生の嫌な事件多発。そういう人たちも小学生の頃はこの少年た
ちのようだったのだろうか?成長のある時点でスイッチが切り替わっておかしくなるのか?この
少年たちに接して胸が透く思いがした。願わくばこのまま大きくなって欲しいと、わが子
でもないのに思った。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ほのぼのする (マッシ)
2004-12-23 01:20:29
よい体験したねぇ。綺麗な言葉はずっと守っていきたいもんだね。
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共感頂いて嬉しゅうござんす (編集人)
2004-12-23 03:22:13
ことば使いには厳しい家庭だったのでつい思ってしまいます。我が家では「多分」「だって」は使用禁止でした。黒白ハッキリしなさい、言い訳はしてはならないという教育だったのでしょうか・・・
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