仁丹

　昨日は原宿にかせきさいだぁを見に行きましたよ。かせきは短大の頃友人がテープに入れてくれた。全然こういうの聴いたことなかったけれど、日本語が素晴らしい使い方で聴き入ってしまった。こういう人は多いのではないかしら。連休直前に友人を通して知ったイベント。竹下通り激込み。しかし原宿駅から会場まで近道なので我慢する。学生時代の満員バスを思い出す。会場はこれまたすし詰め。かせきの前はカジヒデキのDJ。色々ネタにされがちな彼を見てやっぱりプっとな笑ってしまった。いい意味で本当にパブリックイメージのままだった。狭い会場なので隣をかせきが歩いてステージに向かう。ライブはとても久しぶりに行ったけれど、生の歌声ってやっぱりよかねと響く。よかとやけれど、会場のぎゅうぎゅう振りに辟易して、ライブ後は即効店を出る。疲れたー、人ごみ厳しいな～、でもSGの人の多さは許せるって何だろうなど思いつつ、原宿通りへ。居酒屋はあっても喫茶店はない。自動販売機と洋服屋ばかり。洋服買いたいから茶ァなぞは地べたに座れってのが原宿流か。仕方なく流儀に従い自動販売機で玄米茶。その時は原宿、死ねと思った。

　ベイビー＆さいだぁのライブ時間にまた会場へ。かせきの個展でのイベントだけに、やっぱり会場は満員。うしろの方で音だけ聴く。終わって原宿通りの台湾料理屋。餃子がめちゃくちゃ美味しかった。いつもは飲まない紹興酒も、甕からおたまでデキャンタに入れてくれるのはおいしかった。もちろん飲み過ぎる。お会計の記憶なし。その後なぜか新宿ゴールデン街へ友人夫婦と流れる。記憶はお酒を残したことのみ。電車の時間に合わせて帰路につく。連休中なのに終電辺りの電車は意外に込んでいなくて助かった。いちばんうしろの車両の車掌さん箱の壁に寄り掛かりそのまま床に座り込む。降りる駅のひとつ前で車掌さんが「そんなところに座り込んでいたら心配だから立ってください」と乗車時間20分経過した辺りで今さら感100の注意。「そんな注意するならもっと早く言ってきて、席空けさせて座らせろ！」と思いつつ、お陰で寝過ごしなく下車。
　酔っ払いらしく駅前のラーメン屋に。塩にしとけばよかったのに、酔っぱらって選べずとんこつ。酔った胃にとんこつはきつくチャーシューも残す。

　明け方まで二日酔いの症状で動悸がして苦しい。起きて二日酔いだったらいやだなと思う。起きる時刻には頭痛も吐き気もなく助かったけれど、臭い。「さっきお風呂に入っていたのに、何、この臭い。加齢臭？」と夫を疑うも自分だった。女でも条件が揃えば、こんな仁丹なめてそうなオヤジの臭いがするんだなと驚いた。
　
　会場でムラジュンを見た。午前中は多摩川のバーベキュー場にたまったDMを燃やしに行った。中華鍋で燃やしたけれど、無理があった。