『知足日記』

『知足』とは、『生かされて、生きている』・『必要な物、必要な経験は与えられている』・『すべて必要。すべて良し』と知ること

【1125】「過去」は、宇宙に内在されている

2007-09-17 06:00:32 | 思索
『爆笑問題のニッポンの教養』の「タイムマシンは、宇宙の扉を開く」を見たのですが、
いくつか興味深い話がありました。(東大宇宙物理学教授・佐藤勝彦氏との対談)

① 乗り物(新幹線でも三輪車でも)に乗っていると、
時間の流れが遅くなるそうで、新幹線で、東京から博多についた場合も、
計算上は、10億分の1秒先の未来に到着しているのだそうです。(ウラシマ理論)

時間とは何なのか? 「未来に到着する」とはどういうことなのか?
ということが問題だとは思うのですが、そういう話でした。(^^;ゞ

②『江戸時代(過去)の景色』は、宇宙のどこかにある望遠鏡でみることが出来る。

 私たちが、天文台の望遠鏡で見ている星は、その星が、何万年前に発した光(姿)です。
(私たちは、1秒前の月を見ています。)

そのことを逆に考えれば、『江戸時代の景色』も含めて、私たちの過去のあらゆる場面は、
「光」となって進んでいるので、宇宙のかなたの望遠鏡で見ることが、原理的には可能なのです。

つまり、「過去」の放った光(姿)は消えないのです。「過去」は消えないで、残っているのです。

このような原理が考えられるなら、アカシックレコードが荒唐無稽な話ではないことになります。
「過去」の情報が、「宇宙に内在されている」ことは充分に考えられます。

③ 相対論では、タイムマシーンは可能であり、
「過去」に戻って、自分の母親を殺めるという「パラドクス的世界観」もありうるのだそうです。
それに対しては、時間順序保護仮説(ホーキング博士・量子論)があるそうですが、
相対性理論には、時空間に関するさまざまなパラドクスが含まれているそうです。

④ インフレーション宇宙論(膨張宇宙論)
「ビックバン以前とは、何か?」 「どのような爆発が起きたのか?」という問いへの
物理科学的な解答が、佐藤氏の論文に書いてあるそうで、それによりますと、

『ビックバンが起きた時、「宇宙」の大きさは、1円玉程度だった。 
その一円玉になるまでに、いまの宇宙全体の構造が決まった。
その構造のなかに、「時間」も含まれている。』のだそうです。

佐藤勝彦HP

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
見逃してしまった (YK)
2007-09-19 13:29:12
はじめまして。
こんにちは。

あぁ、毎回見ているこの番組、14日だけは見逃してしまいました。しかも対談相手はあの佐藤勝彦さん!

もし録画されておられましたら、ぜひダビングさせていただけないでしょうか?

佐藤氏のマルチバース宇宙論には大変興味があるのです。 sanma662@yahoo.co.jp
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Unknown (知足)
2007-09-19 21:20:19
YKさん、こんにちは。(*^_^*)
残念ですが、あいにく、録画したビデオはないのです。(^^;ゞ

検索もしてみたのですが、再放送の予定もわかりませんでした。
ただ、番組の様子を書いた、以下のブログがありましたので、参考になるかも知れません。

「そこに魂はあるのか?」
http://soko-tama.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/post_4266.html
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Unknown (YK)
2007-09-21 20:00:43
ご親切にありがとうございます!

本当に宇宙論というのは、ワクワクしますね。
佐藤勝彦さんは、本当はノーベル賞ものなんだけど、本当にその理論を理解できるノーベル賞選考委員がいないので、受賞は難しいだろうといわれているそうです。

先端物理学の世界は本当にSF真っ青ですね。
本当にワクワクします。
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