めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

ゆで汁を考える

2006-07-17 | 薬膳&食療(その他)
小豆のゆで方はたいてい「まず、ゆでこぼす」となっています。

でも、小豆を生薬(漢方薬)として考えると、茹でる=煎じる となって、

第一煎じの液をゆでこぼすなんてもったいない!!となってしまうのです。

日本では砂糖をたっぷり入れて甘く煮る事がほとんどで、小豆を食べる事がそんなにないけど、小豆には利尿作用とか、解毒作用とかがあるので湿気の多い日本にぴったりの食材ではないかと思 います。

はやりのデトックスにもぴったり!


その有効成分は一番はじめの煎じ(ゆで)汁に沢山出ているので、捨てるともったいないのです。

水に浸してふやかしている時から成分は出てきているので、乾燥している状態でささっと洗ったら、後は水を換えないで成分をしっかり取り込むのが○。

こんな事を発見?してから、その他の食材でもよっぽどあくが強くて味を損ねる場合以外は、ゆで汁を捨てずにダシとして使うようになり、なんだか食材のパワーをたっぷりもらった気でいます。

たまに大失敗しますけど。

こんな考え方をしていると普段の何気ない料理でも薬膳料理を作っているような気分になってしまうから不思議なものです。

ゆで汁は食材のエキスがたっぷり入っている! 

と言う事を知っておくとソンはないですよ~   


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