めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

ゼリーで分離

2007-06-26 | 台所で実験
先日は「黄身と白身が分離した茶碗蒸し」の事について書きましたが、今日は牛乳ゼリーでの分離事件?について書きたいと思います。

私は夏になるとゼリーをよく作るのですが、最近は牛乳で作る事が多く、その日も姫の為に買ってあった低温殺菌牛乳(ノンホモ)でゼリーを作りました

昼食のデザートに食べようと思い冷蔵庫から出すと、2層に分かれてしまっています。

上部はクリームを流したように5㎜ほど濃い色の層で、それより下は薄い低脂肪乳のような色になっています。

実際食べてみるとまさにその通りで、手をかけたデザート風になっていました。

そこで牛乳の表示を見てその牛乳が「ノンホモ」だった事を初めて知ったわけですが ノンホモ牛乳は脂肪が分離しないままの状態で味わった方が美味しい

と思うので、今後はノンホモ牛乳を料理やデザートに使うことはやめておこうと思います。 何かと混ぜて低脂肪乳の部分に他の風味が加われば、この特長を生かして面白いデザートを作れるかもしれませんけどね



ところでこのノンホモ牛乳、姫は大好きです。もう飲みっぷりが全然違います。
普段の牛乳は、高温(72℃×15秒)殺菌(ホモ)されたものを飲んでいます。これでも一般的に多い超高温(130℃×2秒)殺菌に比べると美味しいような気がするのですが、確かに低温殺菌(65℃×30分)はさらに美味しいです。

なんせ姫は牛乳がなくなってもしばらくお皿を舐め続けますから、、、
因みに彼女は低脂肪乳には見向きもしません

ノンホモ牛乳は、低温殺菌牛乳よりも出回っている数が少ないそうです。それにしてもさっきからホモホモホモホモ・・・・・



「ホモ」とは「ホモジナイズ」の略です。「ホモジナイズ」とは、乳脂肪の均質処理の事で、圧力をかけて乳脂肪の脂肪球を小さくする事を言います。

こうすると乳脂肪が安定して、口当たりも良くなるとの事。でも一番の利点は「高温殺菌処理をする際に機械をスムーズに動かせる」事のようです。

「牛乳を開けたときに上にクリームが浮いているのが消費者のイメージを落とすから」なんて理由もあるようで 生産者側も大変ですね~



という事で、「ノンホモ」は「ホモジナイズされていない牛乳」なので、乳脂肪が不安定で分離しやすいのです。

「(静かに置いてるだけで分離してしまうので)飲む前に良く振って下さい」と注意書きがしてある事もあるようですが、、、 私は「振動+静置」が分離の条件ではないのかな~?と思っています。

私の作ったゼリーは、下層は「低脂肪乳」というよりは「無脂肪乳」に近かったと思います。ゼラチンや蜂蜜を入れたりかき混ぜたりしたので乳脂肪が更に不安定になったのかもしれませんね。

姫が大好きなこの「低温殺菌ノンホモ牛乳」確かに滅多に見かけません。唯一置いてあるスーパーは遠くはないのですがあまり買い物に行かないスーパーなので

姫がよい子にしていたら?また買いにいってあげようと思います

コメント
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