めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

茶碗蒸しでマジック?

2007-06-21 | 台所で実験
先日茶碗蒸しを作ったのですが、、、

いつものように目分量で卵とダシを混ぜ合わせ、温度も「こんな感じかな?」と言う温度で保温しました。

私はいつも「シャトルシェフ」と言う真空保温調理器を使って作ります。火にかけておく必要が無いので放ったらかしにできてとても気楽

で、15分ほど経って見ると、なんだか温度が低すぎて完全には固まっていない様子

もう一度火にかけて温度を先ほどよりは高めにしてもう一度保温しました。

今度は固まったようなので早速いただいたところ、なんだか様子が変なのです。

白いトロトロのお粥状の物体と、黄色いもろもろのフルフルの物体に分かれているのです

見た感じはかなり煮込んだお粥に溶き卵を混ぜて卵が半熟に固まって混ざり合ったような状態です。

それは下の方まで全部同じ状態でした。

一瞬何がなんだか訳が分からなくなったのですが、「あっ そうか!」とひらめいたのです。

私の勝手な思い込みかもしれませんが、、

卵は卵黄と卵白で凝固温度が異なります。「卵白は58℃から固まり始め、約80℃で完全に固まる」との事。そして「卵黄は70℃くらいから固まり始めこの温度を保てばほぼ固まる」そうです。

と言う事で、始めに保温した温度が70℃未満で卵白だけが先に固まり始めて分離してまったか、もしくは70℃くらいで保温されたので、卵白が完全に固まる前に卵黄だけが固まってしまったか?

面白いですね~


機会制御で温度を簡単にコントロールできるのであればもう一度実験してみたい気もしますが、気まぐれ実験隊なので、不意に起こる事をあれこれ考える方が性に合っている気がします



卵と温度の関係は本当に面白いので、これからも何か不思議な事が沢山起こればいいな~

コメント
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