チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「虎を追う」櫛木理宇 光文社

2022-06-13 20:00:00 | 2022 読書
チビクロわ、読書しましたにゃ。
この本わ、映画「死刑にいたる病」の
原作者さんの作品で、犯罪小説なので
極めて、暴力的、残酷な描写があるので、ご注意くださいですにゃ。

「虎を追う」櫛木理宇 光文社












『三十年前、人々を震撼させた(北蓑部郡連続幼女殺人事件)。死刑が確定し、収監されていた二人組の犯人の一人が獄死した。当時県警捜査一課の刑事だった星野誠司は、冤罪の疑いを、捨てきれずにいた。引退した今、孫の旭とその友人の協力を得て捜査に乗り出してゆく。ネットを駆使して世論を動かす中、真犯人を名乗る人物が新聞社に、新たな証拠を送りつける。』引用。


社会問題をいろいろ取り上げつつ、
最後までいっきに読ませる
スゴイ作品ですにゃ。


幼児を狙う犯罪、警察という組織、
犯罪捜査、犯罪被害者支援、裁判制度、
冤罪、学校教育、ネグレクト、
マスコミの報道、家族関係のあり方などですにゃ。

登場人物わ、それぞれに事情があり、
事件の捜査の進展、解決に到る中で、
新しいスタートを迎えるところが、
小説の中で描かれているわずかな
光ですにゃ。

チビクロが印象に残った場面わ、
旭の友達哲君が、
死刑囚の経歴を知った時の
若者の繊細な精神が共感する、
「彼らはおれだ。」と言った場面が
胸に響いたですにゃ。
こういうケース、世の中にわ、
いっぱいあるのかと考えたですにゃ。

櫛木理宇さんの作品わ、暴力的、
残酷な表現があるので、苦手な人わ、
トラウマになるくらいだと思うので
注意した方が、いいと思うけど
描かれた作品が訴えるものにわ、
社会が必要としていることがあると、
思うチビクロでしたにゃ。




今日もお読み頂きありがとう
ございましたにゃ。








「だから見るなといったのに-九つの奇妙な物語」新潮文庫

2022-06-10 20:00:00 | 2022 読書
チビクロわ、読書しましたにゃ。

怪談・ホラー系なので、苦手な方わ、
ご注意くださいですにゃ。








「だから見るなといったのに
九つの奇妙な物語」新潮社
恩田陸・芦沢央・海猫沢めろん・
織守きょうや・さやか・小林泰三・
澤村伊智・前川知大・北村薫


〈背筋が凍りつく怪談から、不思議と魅惑に満ちた奇譚まで。作家たちそれぞれの個性がとけあった、戦慄のアンソロジー〉
裏表紙から引用しましたにゃ。

チビクロわ、知らなかったけど、
本の分類にわ、
〈推理・ミステリ〉わ、知ってたけど
〈ホラー・怪談〉と呼ばれるジャンルが
あるみたいなのですにゃ。
ホラーというと、ホラー映画!
もう、それだけで、ちびくろわ、
コワイですにゃ。
スプラッタとか、のこぎりとか
犯罪小説のような暴力的描写わ、
ないけど、
言い伝え、予知、霊能力系、
家族の失踪、もしかしたら、殺人なの?という疑惑、密室で隣りにいる人わ
ほんとうわ、誰?的な恐ろしさで、
それわ、まさに現代の怪談で
読み終わった時、ぞっとするですにゃ。

チビクロわ、某巨大通販サイトから
織守きょうやさんを
おすすめされたので、
図書館の蔵書検索システムから
この本を見つけましたにゃ。
短編集を読んで、おもしろかった作家さんを読んでいこうと思ったですにゃ。


チビクロが気に入った作品わ、
この3編ですにゃ。
破落戸(ごろつき)の話 海猫沢めろん
沖縄のユタをおじいちゃんに持つ
若いヤクザが遭遇したという怪談話。

高速怪談 澤村伊智
車に乗って高速道路で帰省した時の
怪談話がやばい方向になっちゃう
ホラー。オチがすごいですにゃ。

ヤブ蚊と母の血 前川知大
お母さんがお盆の頃、家庭菜園を残して
いなくなってしまった小学六年生の話。
食べるために、お母さんの菜園で
野菜を育てるですにゃ。
3回くらい吹き出す笑いあり。
ファンタジー風味ホラーですにゃ。
これわ、劇作家のひとが書いたのだけど
不思議に映像として
自然にチビクロの頭の中にたちあがり、
映画化したら、おもしろいのでわと、
思いましたにゃ。映画化するなら、
タイトルわ、換えたほうがいいかもと、勝手に考えたですにゃ。

ミステリともSFとも違うホラーという
分類の作品、これからの季節にぴったりのテーマですにゃ。怖いけど気になって
しまうチビクロですにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。

北海道のミントですにゃ。











「果実園リーベル目黒店」@目黒駅

2022-06-06 20:00:00 | 2022グルメ
チビクロわ、美術展を見た帰り、
目黒駅に向かっていましたが、
やっぱり、目黒にきたら、
このお店の前わ、
素通りできませんにゃ。

「果実園リーベル 目黒店」
東京都目黒区目黒1-3-16
目黒プレジデントハイツ2F

クレープの
フルーツ盛り合わせですにゃ。
いちじく、パイナップル、キウイ、
バナナ、いちご ブドウ、マンゴーなど
たくさんのフルーツにアイスクリーム、
生クリームが添えられていますにゃ。 

果物を熟したおいしいタイミングで
提供することに
こだわっているそうですにゃ。
注文をうけてから、
果物をカットしているですにゃ。
アイスクリームわ、自家製ですにゃ。
おいしい…なんておいしいのですにゃ。
新鮮、甘み、酸味、みずみずしさ、
果物から、命の輝きエネルギーが
感じられますにゃ。

こちらわ、フルーツたっぷり
ズコットでございますにゃ。
えっ!と、びっくりするお値段だけど
いつか食べてみたいですにゃ。

それぞれのテーブルにわ、
お花が飾ってありますにゃ。

お店わ2階にありますにゃ。

今度わ、なに食べようかにゃ。
前に、行ったことのあった
八重洲のお店わ、なくなって
しまったけれど、
新しいお店が
東京駅や横浜ランドマークタワーにも
できたみたいで、
ぜひ行ってみたいチビクロ
ですにゃ。

おいしいフルーツ
ごちそうさまでしたにゃ。

帰り道の地下鉄のホームですにゃ。
こうやって安全が守られているですにゃ。感動しますにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。



「東京の猫たち」目黒区美術館@目黒駅

2022-06-04 20:00:00 | 2022 美術館 博物館
チビクロわ、目黒区美術館の
展覧会へとお出かけしましたにゃ。

「東京・区立美術館
ネットワーク連帯事業
東京の猫たち」


東京にある美術館が所有する
自慢の猫の作品が大集合ですにゃ。



チビクロが気になった作品わ、
世田谷美術館が所蔵している
稲垣知雄の猫たちですにゃ。
解説によりますと、
日本、海外でも、活躍した
版画家稲垣知雄わ、
猫のモチーフを得意としましたにゃ。
対象を幾何学的な形状に還元し、
再構築するキュビズム的な手法が
使われているそうですにゃ。
背景わ、色面に分割されていて、
猫の身体と組み合わせて、
抽象絵画のようになっていますにゃ。

商業美術の仕事をしていた影響で
デザイン的画面構成に
なっているのかもですにゃ。

右)猫の顔
左)椅子の猫


子猫の肖像
生後2ヶ月くらいまでの子猫わ、
目が青いという生物学的特徴が 
正確に描かれていますにゃ。
きゅんとするかわいさですにゃ。

猫の争い
ふぎゃあぁ~。

猫の顔
能面に、猫のものがあるなら、
こんな感じですかにゃ。


夕焼けの猫
ムンクの叫びをイメージしましたにゃ。
リズムを感じる背景と、微妙な表情が
印象的ですにゃ。

娘猫
たたずまいが
浮世絵に描かれているキレイな
お姉さんのようですにゃ。

猫の親子

黒猫
仲間ですにゃ。

深夜(月夜の猫)


猫のアパート
こんなアパートがあったら、
住人になりたいですにゃ。

猫とコスモス
詩みたいな作品ですにゃ。

箱入り猫
猫さんわ、箱好きですにゃ。


猫の面A



あうんの猫〈うん〉


ボス猫
くわっ!

あうんの猫〈あ〉

猫の群歩
横のラインを強調した作品ですにゃ。

縦のラインを強調した作品ですにゃ。

猫の広場(夜)
集会をして、情報交換ですにゃ。

夕焼けの猫
拡大してとってみましたにゃ。
映画のワンシーンのような
雰囲気ですにゃ。


子猫の肖像
あまりにカワイイので拡大ですにゃ。
おすまし子猫ちゃんですにゃ。

思いがけず、以前から気になっていた
稲垣知雄作品をたくさん見ることができ、そして撮影までできて
うれしい展覧会でしたにゃ。
ありがとうございますにゃ。

キュビズムというと難しいイメージだけど、こういうふうに、取り入れられてると、気づかず、楽しめましたにゃ。

1902年生まれで、1980年にお亡くなりになっているのだけど、作品わ、
古びないし、すごく素敵でしたにゃ。

全然違うかもだけど、
平面な版画で、
デザインの効いた作品だから、
江戸時代からある浮世絵を
連想しましたにゃ。
日本の伝統として息づいているの
かもですにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。








「悪魔と呼ばれた男」「悪魔を殺した男」神永学 講談社

2022-06-02 20:00:00 | 2022 読書
チビクロわ、読書しましたにゃ。

「悪魔と呼ばれた男」
「悪魔を殺した男」
神永学 講談社



2冊わ、シリーズで
「悪魔と呼ばれた男」から
お読みくださいですにゃ。

警察小説、犯罪、サイコサスペンス
組織の腐敗、エンターテインメント風味の小説ですにゃ。
この本に興味を、持った方わ、
ネタバレあらすじなどの書評に
ご注意くださいですにゃ。
この本を、順序だてて読んだ方だけが、
読書の喜びを知りますにゃ。
結末わ、最後まで
大事にとっておきましょうですにゃ。

この本わ、
ボクも順序だてて読みましたにゃ。
うむ、こういう結末もありかなと
思ったですにゃ。
フィクションだから、
表現できる世界ですにゃ。

初めて神永学さんの作品を
読んだのだけど、 
おもしろかったので
他の作品も読んで見ようと
思いますにゃ。

神永学さんわ、デビューわ、
自費出版から始まったそうですにゃ。

某巨大通販サイトわ、チビクロが
過去に購入したり、検索したものから、
おすすめしてくるので、なかなか
セレクトのセンスわ、
あなどれませんですにゃ。
今日の本わ、購入わせず、
図書館にてお借りしましたにゃ。
ごめんなさいですにゃ、
作者さんと出版社さん。
チビクロのおサイフわ、
いつもカラッポなのですにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。