本日はこのバイク! KONA / PROCESS 153 DLです。

 PROCESSというモデルが登場してから毎年のようにマイナーチェンジしているのですが、2017はより軽く、ハイスピードの安定性も向上しています。

 乗ってみてまず驚くのがペダリングの軽快さ。153ミリのサスペンショントラベルがあるし、フローティングタイプのサスペンションシステムでもないのになぜか軽い。

 各リンクのレバー比やリアショックの性格などがその要因に関わってきますが、左右のリンクプレートをつないでいるがっしりとしたカーボン製のブリッジの存在、そして各ピボットの大口径ベアリングとボルトなど、剛性がしっかりしていて、しかも低重心でコンパクトに作られているのが軽快なペダリングのヒミツだと思います。
 
 サスペンションがロックしているわけでなく、逆に積極的に動いてもらって路面追従性を向上させ、結果地面にタイヤがグリップしてくれて進んでくれる。これ、気持ちいいです。

 写真のバイクはLサイズ。Lサイズでもトップチューブが低くなっているのがわかると思います。これによってバイクコントロールがさらにしやすい。

 フォークはROCKSHOXのLYRIK。160ミリトラベルのがっしりとしたフォークです。
 

 ブレーキはワダも愛用しているSRAMのGUIDE RSC。
 
 ドライブトレインはSRAM X1 1×11スピード。

 ホイールにはWTBのなんと40ミリ幅のオフセットタイプのリムを使い、強度も十分だけでなくタイヤの性能を引き出してくれます。もちろんチューブレスレディ対応。
 
 ドロッパーシートポストはKSのLEV INTEGRA。操作しやすいサウスポーレバーが付いています。

 はっきり言ってスーパーベリーナイスなスペック。

 オーナーはこれが初めてのマウンテンバイク。長年スノーボードをやってきたので「いいものはいい仕事をしてくれる」ことがわかっておられます。

 このバイクでいろいろな場所でたくさんのライドを積み重ねていってほしいです。