歴歩

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敦賀市・大町田遺跡 市内で初の弥生時代末-古墳時代初頭(3世紀)の集落跡

2008年11月27日 | Weblog
 市教委は26日、大町田遺跡(同市羽織町)について、弥生時代末(約1800年前)-古墳時代初頭(3世紀)の集落跡であると発表した。
 竪穴住居など9棟の住居跡が見つかり、甕や壺、高坏(など収納箱(縦60cm、横40cm、深さ10cm)に約100箱分の土器の破片類も出土した。遠隔地との交流もうかがわせる近江や東海製の土器の破片も混じって出土している。
 同遺跡の南東約300mには、国指定史跡・明神山古墳群(4世紀)、東約300mには弥生時代中期(約2000年前)の集落跡である吉河遺跡(1世紀)もあるが、この時代の集落跡が見つかったのは初めて。
 調査している市教委は、「今回の発見をこの地域の時代的な空白を埋める。古墳の埋葬者を推測する上でも興味深い。」として注目する。
 市教委は29日に午前10時と午後2時の2回、現地説明会を開く。問合せは市教委文化振興課
[参考:福井新聞、中日新聞]

参考:
明神山(みょうじんやま)1号墳 
福井県敦賀市坂ノ下 丘陵尾根の標高67.6mに築造
古墳時代前期(4世紀)築造、前方後方墳、墳長47m、後方辺長さ約27m(高さ5.6m・頂辺15m)、前方辺長さ20m(幅約17m・高さ3m)
前方部1段・後方部1段、葺石あり、埴輪なし

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