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函南町・瓢箪山古墳 墳丘長87mの前方後円墳と確認

2018年09月19日 | Weblog
 筑波大の滝沢誠准教授と東京大、静岡大などを中心とする研究チームが、静岡県函南町平井にある天地神社近くの丘陵に、墳丘長約87m(推定)の前方後円墳「瓢箪山古墳」があることを結論付けた。
 瓢箪山古墳の存在は以前から知られていたものの、本格的な調査が行われたことはなく、2016年9月と11月に測量調査が実施された。その成果、同古墳は墳丘長約87mの前方後円墳である可能性が高いと判断された。
 築造時期は、古墳時代前期後半ごろと考えられる。西側斜面を下方に拡張している状況が窺え、西側からの見映えを意識したつくりとなっているという。
[参考:伊豆新聞、KAKEN 伊豆半島の前期古墳と東日本太平洋岸域の拠点形成に関する基礎的研究]

参考古墳
高尾山古墳(沼津市東熊堂)全長62mの前方後方墳、古墳時代最初期(230年頃)
向山16号墳(三島市北沢)全長約70mの前方後円墳、古墳時代前期前半築造
浅間古墳(富士市増川)全長約90mの前方後方墳(注1)、古墳時代中期(4世紀後半)築造




2018.11.29 訂正 (注1)前方後円墳 → 前方後方墳、
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