歴歩

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朝来市・高田遺跡 奈良時代の須恵器に漆でアルファベットの「D」に似た柄

2010年03月03日 | Weblog
 朝来市教委が2日、兵庫県朝来市和田山町の南但ごみ処理施設建設予定地の「高田遺跡」から、奈良時代のものとみられる漆で漢字やアルファベットと似た文字か記号が書かれた須恵器の破片約30点が見つかったと発表した。
 1か所で同様の須恵器が見つかったのは但馬、丹波両地方で最多で、一般集落からの出土例はない。
 見つかった漆書きの須恵器には、漢字の「木」を書いたようにみえる破片(縦7cm、横12cm)や、アルファベットの「D」に似た柄が入った破片(縦3・5cm、横4cm)などがあり、筆や木の先端、ブラシなどで書いたとみられる。
 また、弥生時代後期(3世紀後半)から鎌倉時代末期(14世紀前半)までの13棟の竪穴住居跡や6棟の掘立柱建物跡、溝跡なども確認された。
 高杯などの弥生土器や7世紀後半から10世紀前半の須恵器、平安時代の土師器のほか、中国製の青磁、漆を入れたと思われるパレットなど約2000点以上の遺物が出土した。
[参考: 読売新聞]

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