東日本大震災で被災した真岡市西郷の雷神社の修理がこのほど終了した。本殿(1989年に市指定文化財)から、焼失後に再建されたときに奉納された棟札と創建当時と同時代に当たる室町時代の懸仏が発見され、再建の時期が特定されたとともに、創建時期を裏付ける貴重な資料となった。
雷神社は、室町時代の創建と伝えられ、江戸時代後期に火災で焼失後、再建された本殿(間口1・06m、奥行き0・94m)が今日まで残っている。
昨年3月の東日本大震災で、本殿の床部分が壊れ、本殿の一部も傷付いた。修理中に、棟札1つと懸仏1体が発見された。
表面には「奉上棟 大元尊神 別当雷光寺」と明記され、願主と大工の姓名も記されている。大元尊神とあることから、吉田神道系列であることが明らかになった。 裏目には「嘉永七年(1854)十月」と奉納の時期がはっきりと記されており、このときに再建されたことが明らかになった。
[参考:下野新聞]
雷神社は、室町時代の創建と伝えられ、江戸時代後期に火災で焼失後、再建された本殿(間口1・06m、奥行き0・94m)が今日まで残っている。
昨年3月の東日本大震災で、本殿の床部分が壊れ、本殿の一部も傷付いた。修理中に、棟札1つと懸仏1体が発見された。
表面には「奉上棟 大元尊神 別当雷光寺」と明記され、願主と大工の姓名も記されている。大元尊神とあることから、吉田神道系列であることが明らかになった。 裏目には「嘉永七年(1854)十月」と奉納の時期がはっきりと記されており、このときに再建されたことが明らかになった。
[参考:下野新聞]