歴歩

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奈良市斑鳩町・中宮寺跡 東端の塀跡が見つかる

2011年02月25日 | Weblog
 斑鳩町教委は24日、聖徳太子ゆかりの中宮寺跡で、南北に並ぶ金堂や塔の中軸線から東約65mの場所から、7~8世紀の掘っ立て柱の塀跡が、南北に9つの柱穴跡が約20mにわたって見つかったと発表した。 中央から東端までの距離が判明したことで、東西の範囲を130mと推定した。
 また、南門推定地の南側に東西に並ぶ6つの柱穴が見つかった。周囲にはほかに穴がないことから、儀式の際に宝幢(ほうどう)の遺構で旗竿と支柱を立てる穴とみられる。 宝幢は寺の正門前に立てられるため、この穴が寺の南端と推定。この結果、寺の範囲は東西130m、南北205mとなる。
 また、寺域北西部で鋳造関連遺物数百点が出土。銅や鉄製品を作る工房があったらしい。
 現地説明会が3月12日、13日午前10時~午後4時に開かれる。
[参考:産経新聞、奈良新聞、読売新聞、朝日新聞、毎日新聞]

過去の関連ニュース・情報
 2010.2.19中宮寺跡 心柱立てる櫓の柱穴とみられる遺構を確認

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