歴歩

歴歩 歴史は歩く。ゆっくりと歩く。それを追いかける。

奈良県広陵町・新木山古墳 朝顔形埴輪、蓋形埴輪、円筒埴輪の破片が大量に出土

2012年11月26日 | Weblog
 奈良県広陵町の新木山(にきやま)古墳(全長200mの前方後円墳、5世紀初め)で、築造途中に埋めたとみられる大量の埴輪片が出土していたことが25日、同庁書陵部への共同通信社の取材で分かった。
 同古墳は、大和王権を支えた有力者の墓とみられ、「三吉(みつよし)陵墓参考地」として宮内庁が管理している。
 2010年に書陵部が外柵工事に伴い墳丘外周を調査した時に、くびれ部の左右に張り出した「造り出し」の祭祀用土壇の片方から、朝顔形埴輪、蓋(きぬがさ)形埴輪、円筒埴輪の破片約130点が出土した。
 埴輪は本来、墳丘上や周囲に立て並べる葬送具で、土中から見つかるのは異例であり、用途は謎だ。
 3種の埴輪片はそれぞれ異なる深さに埋まっており、ここで3回の祭祀をした可能性があるという説が出ている。
[参考:共同通信、日経新聞、奈良新聞、前出]

過去の関連ニュース・情報
 2010.11.12広陵町・新木山古墳(三吉陵墓参考地)を公開 襟付き短甲形埴輪片が出土



キーワード: 新木山古墳、蓋形埴輪
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 岐阜市・織田信長公居館跡 ... | トップ | 全南高興郡・野幕古墳 古代... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事