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福岡市・元岡古墳群G6号墳 金象嵌の庚寅銘大刀 「作刀」の2文字を露出

2014年01月24日 | Weblog
 福岡市は23日、西区の元岡古墳群G6号墳(7世紀中頃)で2011年に出土した象嵌大刀(長さ75cm)に彫られた19文字(注1)のうち、露出に成功した「作刀」の2文字を公開した。
(注1) 大歳庚寅正月六日庚寅日時作刀凡十二果■ (■は練の他に、錬、湅の説がある。)
 一昨年には、「作」の一部の表面を、錆を落とし露出させたところ金(純度98%)を確認した。
 全国に8例ある古墳時代の銘文刀剣の中で、①埼玉県稲荷山古墳:辛亥年七月中、②東大寺山古墳:中平□年五月丙午、③七支刀:泰和四年 に続いて4例目の金象嵌文字と判明している。
 「作刀」2文字の大きさは、「作」が縦横各6mm、「刀」が縦4mm、横4.5mm。
 残りの17文字は26年度中に露出させる予定という。
 大刀は市埋蔵文化財センター(博多区井相田)で25日〜2月16日(月曜休館)、一般公開される。
[参考:毎日新聞、西日本新聞]

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 元岡古墳群G6号墳

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