歴歩

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大阪市・難波宮跡 「朝堂院」跡の東側で、瓦葺き建物跡と凝灰岩で化粧した基壇が見つかる

2010年01月06日 | Weblog
 大阪市教育委員会と市文化財協会などは5日、後期難波宮跡(同市中央区法円坂、726~784年ごろ)の政治の中心だった「朝堂院」跡の東側で、建物土台の基壇跡が見つかったと発表した。
 基壇跡は東西約12m、南北は5m以上で、高さは最大25cm。周辺では後期難波宮独特の文様の瓦「重圏文軒丸瓦」や、基壇を化粧していたとみられる凝灰岩の破片も見つかった。規模は小さいながら朝堂院同様、基壇上に瓦葺きで建てられた格式の高い建物だったのではないかとみている。
 孝謙天皇らが行幸した時に建てられたとされる「東南新宮」など特別な施設の一部か、役所群の中でも重要な役所だった可能性があるとしている。
 現地説明会は10日午後1時半~3時半に行われる。(場所: 史跡難波宮公園東側 法円坂住宅内)
[参考:朝日新聞、大阪市文化財協会HP]

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