三重県県埋蔵文化財センターは19日、浅子谷(あさこだに)古墳群(伊賀市三田)で3基の古墳を発掘し、その調査結果を発表した。
6世紀後半とみられる3号墳(円墳 直径14m)の横穴式石室が、石室に通じる羨道(東に向かって開口)や床に敷かれた石がほぼ完全に残るなど保存状態がよいことが分かった。石室の床には直径30cm前後の石が敷かれていた。
同古墳群は円墳が3基とみられていたが、今回の調査で新たに7世紀前半の築造とみられる4号墳(直径7m)と5号墳(直径5m)の円墳を確認した。墳丘は失われ、石室の土台部分が残されている。
3号墳 横穴式石室 右片袖? 長さ4.3m、幅2.2m、高さ2.2m 羨道全長4.7m、幅1.2m、高さ1.4m
出土品 須恵器杯、ハソウ、土師器椀、高杯、壺、刀子、鉄鏃、ガラス製小玉、琥珀製臼玉など
4号墳 横穴式石室 長さ3.2m、幅1.2m、高さ1.2m 須恵器杯、土師器が出土
5号墳 横穴式石室 長さ2.4m、幅0.8m、高さ0.8m 須恵器杯、ハソウ、土師器椀が出土
同古墳群は山中の分水嶺に位置し、古墳時代に水源を支配していた一族のものと、同教委はみている。
これらの発掘について県教委は、約1キロ南側にあった古代寺院・三田廃寺(7世紀後半)との関連に注目している。
24日午後1時半から現地説明会が開かれる。問合せは県埋蔵文化財センター。
[参考:中日新聞、毎日新聞、産経新聞、伊賀タウン情報YOU、三重県埋蔵文化財センター]
6世紀後半とみられる3号墳(円墳 直径14m)の横穴式石室が、石室に通じる羨道(東に向かって開口)や床に敷かれた石がほぼ完全に残るなど保存状態がよいことが分かった。石室の床には直径30cm前後の石が敷かれていた。
同古墳群は円墳が3基とみられていたが、今回の調査で新たに7世紀前半の築造とみられる4号墳(直径7m)と5号墳(直径5m)の円墳を確認した。墳丘は失われ、石室の土台部分が残されている。
3号墳 横穴式石室 右片袖? 長さ4.3m、幅2.2m、高さ2.2m 羨道全長4.7m、幅1.2m、高さ1.4m
出土品 須恵器杯、ハソウ、土師器椀、高杯、壺、刀子、鉄鏃、ガラス製小玉、琥珀製臼玉など
4号墳 横穴式石室 長さ3.2m、幅1.2m、高さ1.2m 須恵器杯、土師器が出土
5号墳 横穴式石室 長さ2.4m、幅0.8m、高さ0.8m 須恵器杯、ハソウ、土師器椀が出土
同古墳群は山中の分水嶺に位置し、古墳時代に水源を支配していた一族のものと、同教委はみている。
これらの発掘について県教委は、約1キロ南側にあった古代寺院・三田廃寺(7世紀後半)との関連に注目している。
24日午後1時半から現地説明会が開かれる。問合せは県埋蔵文化財センター。
[参考:中日新聞、毎日新聞、産経新聞、伊賀タウン情報YOU、三重県埋蔵文化財センター]
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