歴歩

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奥州市・長者ヶ原廃寺跡 本堂基壇の規模・構造が判明

2010年10月01日 | Weblog
 奥州市世界遺産登録推進室は28日、同市衣川区の国史跡・長者ヶ原廃寺跡の第13次発掘調査(7月から実施)で基壇の規模と構造が石列により判明したことや、本堂の基壇跡から熱を受けて赤くなった礎石の破片が大量に見つかったと発表した。本堂が火事で焼け、建て替えられた可能性があるとみている。
 基壇は礎石の下にそれを支える根石(直径30~40cm)が数個置かれ、それぞれの石を動かないように土を敷き詰めた構造になっていた。礎石の破片は基壇の表層部分から見つかった。表層部分を一度整地し、礎石の破片を混入して再度造成したとみられるが、目的は分からないという。
 このほか、本堂基壇東側に石列が発見され、基壇が石列で囲まれていたことも分かった。基壇の大きさは19・2m四方。さらに東側の一部に出入り用と考えられる階段状の張り出しも見つかった。
 現地説明会が10月2日(土)午前11時から開かれる。
[参考:岩手日日新聞、岩手日報、毎日新聞]

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