歴歩

歴歩 歴史は歩く。ゆっくりと歩く。それを追いかける。

慶南 金海市・匙山里一円の貝塚で新石器時代初期の隆起文土器を発見

2010年09月06日 | Weblog
 慶南文化財研究院は6日、慶南金海市翰林面匙山里(김해시 시산리)一円の貝塚(패총)に対する文化財発掘調査で新石器時代初期の隆起文土器(융기문토기)を発見したと発表した。金海地域で隆起文土器が発見されることは初めという。
 今回の貝塚は、金海地域で発掘された唯一の新石器時代貝塚である水佳里 貝塚(注1、수가리패총、新石器時代中期~末期)よりはるかに遡る。したがって、ここから隆起文土器が出土したことは旧石器時代から新石器時代へ移る過程で、ここに人類が存在したことを示す明確な資料としている。
[参考:聨合ニュース]

(注1)水佳里 貝塚からは櫛目文土器(빗살무늬토기)、二重口縁土器(이중구연토기)が出土している。

過去の関連ニュース・情報
 2010.8.17 慶南昌寧郡・飛鳳里貝塚遺跡 7千年前の最古の「櫂」が出土


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 糸島市・三雲・井原遺跡 遥... | トップ | 彦根市・丁田遺跡 縄文中期... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事