歴歩

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桜井市・赤坂天王山古墳 80年ぶり測量し、測量調査報告書を発行

2018年06月24日 | Weblog
 桜井市の「赤坂天王山古墳」は、赤坂天王山古墳群の一つで1号墳である。 6世紀末の築造で、崇峻天皇(553?-592、在位587~92年)が葬られたとの説がある。 これまで、5基の古墳が確認されていたが、今回の調査で、新たに6号~15号墳が見つかった。
 1号墳は、従来、1辺45mの方墳とされてきたが、北辺約50・5m、東辺約46・5m、南辺は約43・2m、西辺は約47mとわかった。 石室は全長15・3m以上で、玄室の高さは4・2m以上、幅は3~3・2m。玄室内の二上山産白色凝灰岩製の刳抜式家形石棺の一部にはベンガラ朱の付着も見つかった。

参考
『日本書紀』巻二一 崇峻天皇五年(592)十一月癸卯朔乙巳(3日)。馬子宿禰詐於羣臣曰。今日進東國之調。乃使東漢直駒弑于天皇。〈或本云。東漢直駒東漢直磐井子也。〉▼是日。葬天皇于倉梯岡陵。〈或本云。大伴嬪小手子恨寵之衰。使人於蘇我馬子宿禰曰。頃者有獻山猪。天皇指猪而詔曰。如斷猪頚何時斷朕思人。且於内裏。大作兵仗。於是馬子宿禰聽而驚之。〉
[参考:毎日新聞、桜井市HP]


<赤坂天王山古墳>80年ぶり測量、成果報告 小規模で10基/石棺にベンガラ朱… 桜井市教委 /奈良
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