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韓国・金海博物館で企画特別展「比斯伐」が7月27日より開催 クスノキ製舟形木棺が復元(複精)展示

2010年07月26日 | Weblog
 韓国文化財庁・国立伽揶文化財研究所と国立金海博物館、昌寧郡、高霊郡は明日7月27日から9月30日まで国立金海博物館にて企画特別展「比斯伐(비사벌)(注1)」を共同開催する。
 「比斯伐」は『三国史記』に伝わる昌寧地域の古代の名前で、今回の展示は2004年から2008年まで国立伽揶文化財研究所が発掘調査した昌寧松峴洞古墳群(송현동 고분군、史跡 第81号)を中心に昌寧地域の古墳文化を紹介するために企画された。
 5~6世紀比斯伐の歴史と文化を、第1部「比斯伐」、第2部「比斯伐の支配者」、第3部「比斯伐の人々」の3つのテーマに分けて展示される。
 舟形のクスノキ棺(녹나무 관)の復元品や皇南大塚や天馬塚など新羅の大型古墳に匹敵する各種威勢品、彼らだけの独特のスタイルを創造した土器文化、生活の中に芸術性のみられる多様な漆器と木器など、松峴洞6、7、15号墳出土品をはじめとして桂城と校洞古墳群出土品、徐羅伐勢力との関係を見せる黄南大塚、金冠塚出土品など200点余りが展示される。
 2007年12月に松峴洞15号墳から殉葬された人骨が見つかり、それを復元した「松峴人(송현이)」や古代鞍装復元プロジェクトの産物の鞍装(안장)復元品も公開される。
 「比斯伐」展は国立金海博物館を始めとし、10月には昌寧博物館、来年4月には大伽耶博物館で巡回展示を開催する予定。
[参考:2010.7.21&2010.7.22聨合ニュース]

(注1) ちょうどタイミングよくDVDでドラマ「善徳女王」を見ていたら、第32話で「比斯伐」について触れていた。このドラマでは「比斯伐」を「鉄の平原」のことだと言い、感恩浦(カムンポ)の砂鉄、達川(タルチョン)の鋳鉄と2大拠点を挙げていた。

過去のニュース・情報
 2009.11.25 慶南昌寧郡松硯洞15号墳に殉葬された伽耶女性人骨から人体を復元




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