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高知市・御手洗遺跡 鎌倉~室町時代の屋敷跡と龍泉窯製青磁などが出土

2011年11月19日 | Weblog
 高知市教育委員会が17日、高知市神田で鎌倉~室町時代の溝や柱穴などが多数出土し、屋敷跡を含む遺構が見つかったと発表した。 「御手洗遺跡(みたらいいせき)」と名付けられた。
 同遺跡は3月に発見され、10月から本格的な調査が始まった。これまでに、主に中世の溝7本、土坑13個、柱穴などの穴約190個が見つかっている。
 柱穴は、東西に掘られた3本の溝をはさんで北側と南側の計2カ所にかたまって発見されており、少なくとも2棟の屋敷があったとみられる。 常滑(愛知県)、備前(岡山県)などの甕や鉢のほか、中国「龍泉窯(りゅうせんよう)」で生産されたとみられる青磁の碗などが出土しており、当時経済的に裕福な人物が住んでいたとみられる。
 神田地域で中世の屋敷跡は2例目となる。
 現地説明会は、20日(日)午後1時半~2時半に開かれる。
[参考:読売新聞、朝日新聞、NHK高知]

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