島根県埋蔵文化財調査センターは25日、標高約30mの台地にある堂ノ上(どうのうえ)遺跡(同市久城町)で直径約10mの円墳1基を確認し、横穴式石室から金メッキがほぼ完全な形で残るイヤリング(耳環)が出土したと発表した。
古墳時代後期(1400年前)のものとみられ、石室(長さ4m、幅1・4m)の中から2個の耳環や鉄製ナイフ、須恵器の壺が出土した。うち、1個の耳環は直径約2cmで、金メッキが良好に残っていた。県内では数例で珍しい。
同遺跡では、弥生時代後期(1700~1900年前)の竪穴住居10棟も出土。うち5棟は、炭が残り、焼け落ちたとみられる。最大は直径約9mで県内最大級。高床倉庫とみられる掘立柱建物跡は8棟あり、1棟は壁に合わせて細長く掘った溝に柱を並べる布掘り建物。石見地方で初めて見つかった。
28日午後1時半から、現地説明会が開かれる。
[参考:山陰中央新報、読売新聞]
過去のニュース
益田市・堂ノ上遺跡 焼失建物跡に弥生土器 鎮火にまつわる祭祀か
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同遺跡では、弥生時代後期(1700~1900年前)の竪穴住居10棟も出土。うち5棟は、炭が残り、焼け落ちたとみられる。最大は直径約9mで県内最大級。高床倉庫とみられる掘立柱建物跡は8棟あり、1棟は壁に合わせて細長く掘った溝に柱を並べる布掘り建物。石見地方で初めて見つかった。
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[参考:山陰中央新報、読売新聞]
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