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京都市東山区・法観寺 国内最古級? 白鳳期のせん仏が出土

2009年09月19日 | Weblog
 市埋蔵文化財研究所が18日、東山区の法観寺(通称・八坂の塔)境内の発掘調査で、塔南側の整地層から白鳳時代(7世紀後半)の塼仏が見つかったと発表した。
 塼仏は破片状態で、縦9cm、横5cm。型で仏を造形し、焼き固めたもの。弥勒如来を中心に配した三尊の左脇侍とみられる。目鼻や光背が鮮明に残り、国内では最古級の出土例とみられる。表面には金箔も一部残っている。
 今回と同型の塼仏は9例出土しており、遣唐使に随行した僧道昭(629~700)が持ち帰ったものを元にしたとみられる。今回の塼仏は、最も良好に残る阿弥陀谷廃寺跡(奈良市)のものに匹敵するという。
 19日~10月4日に京都市考古資料館(上京区)で展示される。
[参考:京都新聞]

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