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堺市・孫太夫山古墳 周濠跡から仁徳天皇陵と同様の埴輪片出土

2012年03月08日 | Weblog
 堺市が7日、仁徳天皇陵とされる大山古墳(5世紀中頃)の陪塚の一つと考えられている堺市の孫太夫山古墳(まごだゆうやまこふん)の周濠跡から、同時期の埴輪片が多数見つかったと発表した。 同古墳で埴輪の出土は初めて。
 孫太夫山古墳は全長約56m、後円部径48m、前方部幅30mで、前方部が短い帆立貝形の前方後円墳で、大山古墳の周濠の約30m南にある。後円部だけは宮内庁管理となっており、世界文化遺産登録を目指す大阪府の百舌鳥・古市古墳群の一つ。
 出土した埴輪片は、円筒埴輪と朝顔形埴輪。 復元した場合、多くは直径約20cmの小型のものとみられる。 いずれの表面にも仁徳陵やその陪塚で出土した埴輪と同様に、仕上げの工程で木べらの動きを止めた際にできる線の間隔が共通していることから、同時期のものと判定した。 仁徳天皇陵の「陪塚」だった可能性が高まったとしている。
 仁徳陵の埴輪と同じ工房で作られた可能性も高いとみている。
 現地説明会は10日(土)午後1時~4時に開かれる。
[参考:共同通信、産経新聞、堺観光コンペンション協会HP]
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