ザ☆シュビドゥヴァーズの日記

中都会の片隅で活動する8~10人組コーラスグループ、ザ☆シュビドゥヴァーズの日常。
あと告知とか色々。

ウェブ上の記事

2016-05-20 23:11:31 | ヨン様
こんばんは、ヨン様です。


最近はウェブニュースの数も種類も増えてきて、テレビは視聴せずネットからだけ時事情報を得るという人も少なくないのではないでしょうか。
1990年代はそれほど家庭にパソコンが普及していなかったことを思い出せば、これはかなりの環境変化といえるように思えます。

さて、そのウェブニュース記事というものにも、当然それを書いている人がいることになります。
曲がりなりにもブログを書いていて思うのは、どんな業務内容で、どれほどの頻度で行われているのかということです。

例えば、ウェブ上の記事は新聞記事と違い、クリックしてもらわなければ価値あるものとしてみなされません。
新聞の場合は紙面自体を買ってもらうわけですから、最悪中身をまったく見られていなくても商売自体は成立するのに対し、ウェブ上の記事は、少なくともアクセスしてもらい、その件数によってしか評価されえないものなのです。


そうすると、少なくとも次の2点において、紙媒体の記事とは異なった配慮が予想されます。

まず1点目は、新聞よりもはるかにタイトルが重要視されるであろうということです。
新聞記事の場合、見出しとともに本文も視覚で捉えることが可能なので、見出しはその内容を端的に表していればよく、あとは内容を読んでネということで済みます。
しかし、ウェブ上の記事の場合にはそれで話がつきません。
とにかくクリックしてもらい、そのページにアクセスしてもらわなければ、その記事はまったく存在価値がないものも同然になってしまいます。
なので、その記事の内容に関わらず、かなり誇張されたタイトルが多いのも事実です。
例えば、世のウェブニュースを見れば、必ずしも記事の内容と関係ないのに「○○が話題に!」「○○が判明!」などといった下世話な煽り文句が添えられていることが少なくありません。
結果、それを見てついついクリックしてしまい、期待していた内容を全く違うことに気が付いて「やられた!」と思うこともしばしばです。
もちろん完全に虚偽のタイトルをつけるわけにわいかないでしょうが、クリックしてもらうためには正確性は二の次にならざるをえません。
つまり、ウェブ上の記事においては、むしろ記事の内容よりもタイトルの方が価値を決めてしまう側面があるのだといえるでしょう。

2点目は、新聞・雑誌等の記事よりも、リアルタイム性が求められるという点です。
新聞も、原則として一日に朝夕2回発行されており、これもなかなかのペースかと思われますが、より求められるのは正確性や簡潔性のほうでしょう。
一方で、ウェブ上の記事の場合はおそらく正確性や簡潔性よりも、量的な充実とリアルタイム性が求められるものと思われます。
紙媒体の記事は、よほどのことがない限りリアルタイムで記事が書かれることはありませんが、ウェブ上では日々刻々と記事を生産し続けなければなりません。
このように、即時的な需要に対応することで、結果的にアクセス数を稼ぐことができるようになるというわけです。
大規模なポータルサイトの場合、一日だけでも相当数の記事が公開されています。
ウェブ上の記事の場合、あたかも毎時間ごとに号外が発行されるかのように、非常に高頻度な情報の更新が求められると考えられます。


紙媒体の記事とウェブ上の記事では、簡単に思い当たるものだけでもこれだけの違いがあります。
もちろん、ウェブ上にじっくりと時間をかけて内容を吟味している記事もあれば、紙媒体の記事に極めて即時的な内容が掲載される場合もありますので、全体としてみればあくまで傾向差ということになるでしょう。
しかし、「どういった環境で評価されるか」という構造上の違いから、両者に差が生まれるのも当然のことです。

ブログの更新で息切れしている私にとっては、どの業界も闇に見えますね。
シュビのカオスな練習内容を簡潔に伝えたり、しょこたんもびっくりな頻度でブログを更新したりといったことは到底私にはできません。
日々情報を届けてくれる皆様に感謝しつつ、伸び伸びとブログ記事を垂れ流して参りたいと思います。


情報は大切ですが、それを選び取るのは自分自身。
無益に踊らされないよう気を付けたいものです。

それでは!