シクロクロスで旅のレポート

ロードでもなくMTBでもなく、シクロクロスは「旅」のできる自転車です。そんなシクロで旅したレポートお届けします。

夏の琵琶湖一周 その4

2009-07-16 08:36:35 | 自転車百哩走大王
 お昼はなんにするかなぁ、と追いついて来られたN氏としばし相談。「ソバだ、ざる蕎麦でしょう!」と思ったのですが、メニューにない(T.T) この暑いのに熱いソバはいらないですゥ~。他にはどうも脂っこいものしかなさそう。仕方なくパンを買って食べる事にしました。ジョージアのエメラルドマウンテンの増量缶なんてのがあったぞ。
 お昼の後は、再び脚を揃えて湖北の周回道路を進んで行きます。登りよりも距離。僕とN氏の嗜好は似ておりますなぁ(^^) 海津大崎を経由して今津の旧道を抜けていきます。何といっても海津大崎から今津の浜辺の道は桜や松の木々が日陰を作ってくれておりまして、その中を渡る湖風を感じながら走るのが気持ちいいです。これで今津の街路がもう少し滑らかな舗装だと文句ないところですけど。

 お昼休憩の間に追い抜かれたS氏のジャージを捉えたのはこの今津の街を抜けたあたりでした。しかしそれも束の間、風車街道に入ってしばらく三人でつるんで走っていましたが、比較的若い僕とN氏が新旭風車村にピットインする間にそのまま先行されて行きましたですよ。御年6X才、なんで休憩せんかなぁ(^^) 
 新旭風車村ではいろんなサイクリストが休憩中。男性一人女性二人のツアーはこれから長浜まで走ってメンバーの女性のお姉さんがやってるカレー屋さんで食事して輪行して帰るんだそうです。頑張ってねぇ~(^^)/~ 他にも男女混成の4名ほどのグループが、こちらは僕らと同じ方向に先発して行きました。
 さて、出発しましょう。道程はあとわずかです。風車街道を走っていると路面温度表示が34℃となっております。うへぇ~、ウソだろ(゜o゜) 湖東を走っていた時には27℃くらいしかなかったぞぉ。そう言えばお天気はいつの間にか快晴です。おいおい、誰だよ日曜日は曇り時々雨なんて予報してたのは。しかし水浴びにはいいお天気ですよね。琵琶湖周回道路を走っていると、家族や友人たちで水遊びを楽しんでいる風景が次々と現れては過ぎ去り、現れては過ぎ去りします。時には抜群のプロポーションをビキニで包んだお嬢さんたちも現れまして、それはそれでなかなかに楽しかったりします。脚は限界っぽいのですが、川越の小さな坂をダンシングで登ったりもしまして、チャレンジ精神だけは健在。または単なる見栄張りともいいます。
 白鬚神社を過ぎるとゴールはすぐそこ。北小松から赤い街道に入るとすぐに近江今津の駅、そして本日のスタート/ゴール地点の中浜水泳場駐車場です。ゴールしますと、ビキニに身を包んだプロポーション抜群の若い女性お二人が出迎えてくださいました!って、あ、これは一般水泳客のお嬢さんでしたか(^^)

 何ともお気楽なイベントでありまして、完走賞も自分で記入してもらって帰るシステムです。一応先着50名様まで。右上に通し番号がふってありまして、どうやらこれが順位になるらしいです。とりあえず38枚めを頂きました。時間も自分で記入するのです。7時間3分と。誤魔化してないよ。
 振り返ってみるとやっぱり序盤に無理しちゃったかなぁと思います。もっと小まめに給水するべきでした。ちなみに関西大王の重鎮S親方は、3ヶ所のコンビニに立寄って「まず氷、アクエリアスとコーラ各500㍉㍑、アイスの4点セットを購入し、ボトル二本に氷とアクエリアスを詰め、アイスを舐めながらコーラを飲む、これ基本」と仰しゃっておられました。う~む。
 N氏は本日新しいバイクで参走。ケルビムのクロモリです。ご本人のインプレッションは「30㌔/時を越えた途端に速度が伸び始める。コンタドールも満足させるだろう性能。でも俺の心臓はコンタドールじゃなくてラットなみだぁ!」
 その後輪行袋にバイクを詰めまして、温泉に連れて行ってもらい(S氏、W氏ありがとう!)、汗を流してさっぱりしてから電車に乗りました。心地よい疲れが気持ちよかったです。こういうゆる~いイベントもいいなぁ(^^)

夏の琵琶湖一周 その3

2009-07-15 08:35:52 | 自転車百哩走大王
 日差しは強くなく、空は曇り。脚風が体温を適当に冷やしてくれて、左手には常に水辺が見え隠れしているという、とても気持ちよいクルージングが続いておりましたが、それでも「転機」というものは訪れるものです。
 「あ、蛇がしかれてるゥ これは不吉の前兆か(ーー;)」、と思っていたらいつの間にやら風が向かい風に。ええっ?南西の風じゃなかったの? さらに進むとトンビが車にハネられたらしい現場に行き合います。トンビでも車に衝突するんだねぇ~。いやそれはさておいて、風はいつの間にか強い向かい風に変っておりました。彦根の手前ではいくら脚を回しても27㌔を越えることができません。
 「これは読みちがえたか?」と後悔するものの今さらどうしようもありません。スピードは上がらないし、お腹は減って来るし、どこかで補給しないとマズイ事になりそう。ローソンをでる時に、N氏が「ゆっくり行きます」ということだったので、先行一人旅になっていたのですが、やはり一人旅というのはこういう時に不安になります。
 長浜までいけば補給できるかなと思いながら走っておりましたが、反時計回りの弱点が露呈されてしまいました。つまり、湖岸の道路では土地に余裕のある湖と反対側にお店が集中するのであります。当然のことながら、景色の良い道の左手にはコンビニもなく、お昼近くになって交通量の多くなった車線を越えないと補給すらできない有り様です。困ったなぁ・・・。
 でもサイクリングはしんどい時でも楽しい事は沢山あります。彦根に入る頃に、時計周りで出発したグループの先頭ライダーと対向しました。はやっ!僕のサイコンが60㌔少しを示していましたから、僕が60㌔少々走るあいだにあの人は90㌔近く走ってこられたわけですね。驚き!! いや、速い人は速いんだ(゜o゜)! それから長浜までの間に続々と他の参加者と対向していきます。同じイベントに参加している人たちと対向できる機会っていうのもそうそうないですよね。中にはノリノリの参加者もおられまして、お互い結構大げさに手を振りあったりなんかするんであります。青い目のカップルとも長浜の手前で対向しました。

 そういう楽しい一時を過ごしつつも、実は僕の道中は極めて苦しいものになりつつあります。長浜手前で先行していた大王W氏他のメンバーに追いつきました。これは休憩を取っていた先行者に追いついたもので、別段僕の脚がよく回ったというような事ではありません。結局、長浜に入っても適当なコンビニが見つからず、そのまま木之本を目指して行くはめに陥りました。と~っても嬉しい事に、長浜から湖東の道を北上する際に極めて楽しい追い風が吹いてくれまして、完売寸前の僕の脚を何とか保たせてくれました。但し、これが後々給水ミスをもたらす原因にもなってしまったわけで、「人間万事齋翁が馬」ということわざを改めて思い起こしました。
 追い風に乗って他のメンバーが去ってしまったので、とりあえず補給できる場所を求めて走っておりますと、湖北みずどりステーションが見えて来ました。砂漠のオアシスを見つけた旅人の気持ちがなんとなく理解できたような気がします。とにかく暑くて、冷たいものが欲しいところ。いちごソフトを食します。11時30分まで休憩(;^^) いや、本当暑いんだって。
 ここで時計周りに回られている唯一の大王メンバーと対向。なんとこちらは奥琵琶湖パークウェイを回って来られたという猛者です。平らな事が売りの琵琶一なのに、何を好き好んであんな峠をと思わないでもないですが。「後半に湖東を走るのは、暑いし、つまらないしなぁ~」と仰しゃっておられました。確かに琵琶湖の景色は奥琵琶湖、湖北の方がきれいだと思います。「ここからUターンしませんか?半分来た事だし」と誘ってみましたが、さすがに一周イベントではそれはないか(^^)
 N氏も追いついて来られたのでお昼は「水の駅」と打ち合わせてリスタート。木之本のトンネルをくぐり、大音の交差点を目指します。この辺りで時計周りグループの最後尾らしきサイクリストと対向します。「速いね~」と声をかけてもらいましたが、僕としては「あははは・・・」と答える以外にありませんなぁ。だって満身創痍なんですもんね。
 大音の交差点を左折して賤ヶ岳の旧道を登ります。本当なら景色の良い半島を回りたいところですが、とにかく「水の駅」に早く着きたかったのでトンネルを選択。ようやくお昼ご飯の場所に決めていた「水の駅」に着きました。11時54分です。あ~、お昼だぁ(^^)

夏の琵琶湖一周 その2

2009-07-14 08:33:56 | 自転車百哩走大王
 昨日は失礼いたしましたm(__)m 元気になったのでレポートします(^^)
 
 今回のイベントはショップ主催という点で、かなりユニークな物です。まずCPがないこと、当然ASもありません。ルートも一応地図は配布されましたがその通りに走らなくてもよいとのことですし、極端な話し琵琶湖を右・左どっち方向に回ってもOK。参加費もなければ参加申し込みもなく、ただ当日出発地点に集合すれば参走可能というじつにユルユルなイベントなのでありました(^^)
 とはいえ出発地点の近江舞子水泳場駐車場に7時集合と言われると、大阪の住人は始発電車でないと間に合いません。僕なんか3時起き(^^) 大阪発京都行き普通列車4時54分発に乗ってまずは京都へとむ向かいます。途中高槻駅から輪行バックを担いだ人が沢山乗込んで来ました。さすがは主催ショップ「クラフト」の所在地ですな。皆さんニコニコしておられます。楽しみにされてたんですよね。僕も同じ(^^)
 
 んでもって集合地点についてみると、まぁ参加者がいるわいるわ(^O^) 60人以上はおられたのではないでしょうか。その中にひときわ目立つのが大王ジャージを身にまとった集団です。主催者も「センチュリーさん増えたねぇ~」と独りごちておられました。いや、僕もビックリ。チームとしては最大集団を形成していたようです。
 7時30分、ライダーズミーティング。注意事項やアドバイスを聞いて、記念撮影です。エコを訴えて全国を旅している青い目のカップルもスピーチされました。

 ところで今日は雨じゃなかったのか?僕は用意して来た雨具を急いでバックに収納しました。どう見ても本日は「晴れ」でありましょう。関西大王の重鎮S氏によれば、この日の風向きは南西とのこと。つまり追い風を捉えるなら反時計回りが有利であるとの観測であります。その話し乗った!かくして大王様ご一行は他の参加者とは逆方向に走る事にしました。
 午前8時、一斉にスタートです。主催者さんから反対方向に回る人は後からでてねと言われていたので、最後尾から出発です。なんか一番先頭ではスタートフラッグが振られていたようです。
 さて、「センチュリーランを走る会」はネット上のクラブです。日ごろから一緒に走るクラブチームとは違いまして、一緒に走るのはこうしたイベントや練習会の時だけ。そのため各構成員の脚力にはかなり大きな開きがあります。当然速い人はとんでもなく速く、それなりの人はそれなりに速く、ゆっくりな人はやっぱりゆっくりなのでありますが、同じジャージに身を固めていると、どうも「一緒に走らないと」という集団心理に陥るようでありまして、最初から飛ばして行く先頭に引きずられるように速度を上げてしまいました。なんと最初のラップではアベレージ27.5㌔という記録が残っております。飛ばし過ぎだ(;^^)
 それでも前との差は着実に広がって行きます。琵琶湖大橋を渡った頃にはかなりまばらな車列と化しておりました。琵琶湖大橋はメロディー区間って言うのがあって、追い越し車線側を車が走ると路面に刻んだ溝で車輪が音楽を奏でておりました。琵琶湖周回道路は気持ちよい道であります。ようやく先行しておられたS氏に追いつきました。しばらく一緒に走っておりましたが、いつの間にやら後方に下がられておりました。脚のあうN氏と二人で進んで行きます。長命寺へのルートはとらずにそのまま平地を進みます。とりあえず最初の休憩を八幡のローソンでとる事にしました。いなかのホッとステーション(^^)

夏の琵琶湖一周 その1

2009-07-13 08:31:44 | 自転車百哩走大王
 昨日は想定外のお天気で、給水に失敗しました。体重も前日の66.6㌔が64.5㌔になっておりまして、早い話、現在脱水症状(擬似熱中症)に見舞われております。このため詳細なレポートを書く気力&体力がありません。とりあえず記録のみ記して中味については明日以降ご報告させて頂きます。m(__)m

8時   一斉スタート
9時21分 近江八幡市市島
11時54分 水の駅(伊香郡西浅井塩津浜)
14時04分 新旭風車村
ゴール  15時03分 所要時間7時間03分

平均速度25.9㌔毎時、走行距離146.9㌔、消費カロリー3499KCl、HR137Avg.(inZone5:12:01)、Exetime05:04:15

暑いです(;^^)

2009-07-10 08:30:38 | Weblog
 梅雨明けまでにはまだ少し間がありそうですが、いやそれにしても暑いですね。お元気でお過ごしでしょうか。
 毎朝の自転車通勤も、こう暑くなると嫌でも汗が噴き出てきてしまいます。なにしろ何もしなくても汗をかく季節ですから、これはもうやむを得ない事ではあります。でも、汗をだらだら流しながら職場に入るのはやはりいやなものですね。自転車通勤されている皆さんはどんな風に汗を退かせておられるんでしょうか、興味のあるところです。

 んで、僕の場合は汗が退くまで強い風にあたっている事にしております。別に扇風機があったりするわけじゃないですよ。ちょっと面白い発見をしたのであります。僕の職場が入っているビルは地下一階が駐車場になっておりまして、僕も自転車をその片隅に置かせてもらっているわけですが、その駐車場に出入りする際にドアをわずかに開けると猛烈な風が吹き込んで来るのに気がつきました。がら~んとした駐車場の出入り口は地下二階から続く階段室になっておりまして、こことの間をしきるドアを少しだけ開けるとあ~ら不思議(^^) ビューッて風が吹き込んで来ます。どういう構造になっているのかよく解りませんが、いわゆる吸出し現象っていうんですか、4サイクルエンジンに気化燃料を送り込むノズルのような感じで広い駐車場中に勢いよく流れ込んで来るんですよね~(^^) これは涼しいぞ。その風にあたっていると汗が退いて行くんですよねぇ~(^O^)
 ちなみにドアを広く開けてしまうとその風の流れは感じられなくなります。う~ん、不思議だ。 流体力学に詳しい方のご解説を期待しております。

 ps.明後日の日曜日はクラフト発琵琶湖一周です。朝7時に近江舞子中浜水泳場駐車場に集合です。雨が降るようですが、この季節にはそれもいいんじゃないでしょうか。今からでも間に合いますよ~(何せ参加申し込みも不要だぁ)。一緒に走られる皆さん、よろしくお願いしま~す。