鉄道改善案

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長崎新幹線は全線フル規格でないと意味がない

2016年02月24日 | 九州・沖縄
1.長崎新幹線は全線フル規格で建設せよ
 長崎新幹線が平成22年までに完成を目指し、リレー方式で開業すると報じられたが、これは苦し紛れの妥協案であり到底評価できない。武雄温泉での乗り換えが生じてしまうリレー方式では利便性が大幅に低下してしまう。こんなことをするくらいならフリーゲージトレインが開発されるまで現在来線ルートで走行したほうがよほどよい。長距離列車において乗り換えほど利用者に苦労を強いるものはないからである。
 しかしそもそも新幹線走行可能なフリーゲージトレインは本当に実現可能なのであろうか?開発に開発を重ねても失敗を繰り返す現状を見ると、その実現には疑問符を付けざるを得ない。やはり長崎新幹線は今すぐ全線フル規格新幹線に変更すべきに思える。(梅原淳氏 長崎新幹線は「全線フル規格」で進めるべきだも参照)
 そもそもこの問題の本質は全線フル規格化を佐賀県が認めていないことである。このために現時点では全線フル規格での計画が全く立てられない。その反対理由は軟弱な地盤のために建設費負担が莫大なためであるというが、これを理由に反対していては国土発展を阻害する以外の何物にもならない。
 長崎新幹線は絶対に全線フル規格で建設すべきである。さもないと長崎が国土発展から取り残されてしまう。佐賀県という一自治体の事情で国土が衰退することは許されない。ここは国が建設費を全面負担して佐賀県部分においてもにフル規格で建設すべきであろう。

2.佐世保へはミニ新幹線で

 また、現在は長崎方面のみが検討されている新幹線であるが、佐世保、ハウステンボス方面にも乗り入れるべきである。というのは武雄温泉~ハウステンボス・佐世保の在来線に並列して標準軌の単線路線を建設し、この区間を秋田~大曲のように標準軌狭軌の並列複線のミニ新幹線とすべきということである。これにより、かもめ、みどり、ハウステンボスがすべて新幹線路線を経由して走行することができるのである。


かもめ(毎時2本):博多~佐賀~武雄温泉~長崎(全線フル規格)
みどり(毎時1本):博多~佐賀~武雄温泉(フル規格)
          武雄温泉~佐世保(ミニ新幹線)
ハウステンボス(毎時0~1本):博多~佐賀~武雄温泉(フル規格)
               武雄温泉~ハウステンボス(ミニ新幹線)