鉄道改善案

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JR北海道キハ261系1000番台の新塗装は評価できない

2016年02月24日 | 鉄道車両
JR北海道キハ261系の新塗装が誕生した。しかしこのデザインは評価できない。前面の白色はいかにも寒々しい。北海道はただでさえ寒冷なのに見ているとますます寒くなる。前面真ん中の黄色もアンバランスでデザインセンスが全くない。さらに前面下部において側面から斜め下に入り込む紫のラインは車両の魅力を殺しているのであり、なんとも残念なデザインになってしまった。こんな変更をするくらいなら従来のデザインのままのほうがよかった。

おかしな塗装に変更されたのはJR東日本の影響が大きいだろう。不祥事以来、JR北海道にはJR東日本が積極的に介入し、手助けしている。手助けだけなら良いが、悪い部分まで入ってきてしまった。それは車両のデザイン不細工化である。JR東日本の特に特急車両のデザインはこの上なく酷いものが多い。最近は側面から連続する帯を前面にかけて斜め下方に入れ込むデザインが多い。これは箱形の立体的な鉄道車両の魅力を根本的に殺してしまう酷いものであり、鉄道車両にはこのような前面斜め帯は用いるべきではないのである。

JR北海道にもJR東日本の車両不細工化が伝染してしまった感が否めず今後が心配である。


旧塗装


新塗装

(写真はWikipediaより)