'13-03ー20投稿、03ー21修正、追加・更新
空気中に浮遊する微小な液体または固体の粒子であるエアロゾル(aerosol)は生成過程の違いから粉塵、フューム、ミスト、煤塵 、霧、もや、煙霧 、スモッグなどと一般的に呼ばれています。
最近、問題となっている大陸からの黄砂、PM2.5(大気汚染粒子)、および火山灰、インフルエンザウィルス、黄砂、環境放射能などもエアロゾルのひとつとして挙げられます。
上記エアロゾルは環境、生態系に、さまざまな悪影響を与えています。
参考関連投稿:
その9-1:(放射能などエアロゾルの形状)
・・・環境に悪影響を与えている放射性物質(死の灰)、火山灰、ウイルス、花粉などエアロゾルの形がどのようなものか調べました。
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その9-2:(新種の鳥インフルエンザウィルス、 インドネシア上空(成層圏)のエアロゾル、冬季北極大気中の大気エアロゾル粒子)
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その9-3:(インフルエンザウイルス(AH1N1 2009))
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その9-4:(南相馬市の黒い粉)
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粒径は分子やイオンとほぼ等しい0.001μm=1nm程度から花粉のような100μm程度まで約5桁にわたる広い範囲が対象となります。
既報エアロゾルに係る投稿 ( '11-03ー23~ '12-07ー14)(2012-07-15 )に引き続いて、地球環境に悪影響を及ぼしているエアロゾル関連の投稿を整理しました。
<エアロゾルに係る投稿>'12-07ー14~'13-03ー20
ウィルス:
(その18:ノロウイルスによる食中毒、感染性胃腸炎について)
(2012-12-16 )
(その19:ノロウイルスによる食中毒感染の増大)
(2013-01-08)
一般的に、インフルエンザウイルスは温度、湿度に弱いと言われています。
人間以外でも、昨今、韓国での口蹄疫、宮崎県の鳥インフルエンザによる被害が取りざたされています。 なぜ、韓国で、宮崎県で、感染するのかとは思っていますが、・・・。1968年のアメリカ合衆国のノーウォーク(Norwalk)での急性胃腸炎の流行をきっかけに1972年に発見された急性胃腸炎を起こすウイルスですが、ウイルスに汚染された食品、カキ、野菜サラダ、トリ肉、フルーツ、赤肉、スープ、デザートなどから経口感染して、ノロウイルスに汚染された食物や水を摂取してから12-48時間後に発病し、症状は12-60時間持続します。ノロウイルスは、胃酸によって強い酸性の環境である胃の中を通過して、腸管に感染を起こすことからも示唆されるように、酸に強く、室温でpH2.7の酸性下で3時間置かれても、感染力は保たれている。* トイレの後、料理の前、食事の前には、必ず手をよく洗いましょう。セッケンを使い水道の流水で20秒以上洗いましょう。という。・・・
異常気象:
(その20:中国、連日有害物質含んだ濃霧発生)
(2013-01-14 )
異常気象に係る記載(インドの寒波)によれば、寒波の原因はインド政府などによると、近年、冬期間に激しい大気汚染のせいなどで濃霧がひどく、気温が上がらない傾向があるという。
隣国の中国でも濃霧が発生しているようです。わが国でも高度成長の過程でスモッグに悩まされた時期がありましたが、濃霧、スモッグともにエアロゾルの一種であり、有害物質を含んだ濃霧、黄砂などに介在している有害微粒子は越境し易く、異常気象、喘息、インフルエンザなどの原因になり、汚染物質およびその発生源の究明と公開が重要かと個人的には想っています。・・・
(その23:大気エアロゾル(微粒子)予測 )
(2013-01-23 )
大気エアロゾル(微粒子)予測データを調べました。
九州大学 http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/index.html
SPRINTARSエアロゾル予測(簡易版)
(大気1kmまでのエアロゾル予測のシミュレーション)
大気浮遊粒子状物質(エアロゾル)による気候システムへの影響及び大気汚染の状況を地球規模でシミュレートするために開発された数値モデルという。・・・
(その25:気候の寒暖に大気中の汚染粒子は関係するのか?)
(2013-02-02)
(その26:大陸からの大気汚染粒子の飛来による諸悪に係る雑感)
(2013-02-14 )
わが国の高度成長期の状況と比べて、はるかに環境汚染をしていることが推察されます。わが国の場合は工業地帯周辺地域のみにある程度限定されていました。もちろん、狭いわが国でも地域によっては、または長期化すれば、大変な事態になっているかもしれません。・・・これら有害微粒子による内部被曝、生態系、異常気象など天変地異、地震・津波など諸悪への影響について以前から関心を持って今まで調べていますが、・・・
今後、慢性化すれば、非常事態となる大気汚染微粒子(SPM:サブミリレベル、AM2.5:ミクロンからサブミクロンレベル)、および超微粒子(ナノレベルでいつまでも浮遊)の発生源、発生物質の解析、および発生メカニズムを究明して、対策を講じないと、長い眼で見たCO2、メタンなど温室効果ガス削減による地球温暖化防止、オゾン層破壊ガスなどをはるかに通り越して、近未来に地球環境、ひいては生態系に悪影響を今まで以上に与える可能性は大きいと危惧しています。・・・
(その27:PM2.5大気汚染物質推移のSPRINTARSアーカイブによる調査)
(2013-02-16 )
中国大陸における汚染は工業化、車普及以前から、砂漠地区、中国南部で少なからず発生していることがわかりますが、昨今、SPRINTARSの予測動画から、首都北京をはじめとする主要都市に顕著に拡散して、今回の騒動が顕在化したのか?と推測されます。やはり、中国の汚染は大局的に観て拡大していることがわかり、大気汚染粒子の状況の推移の今後の指標になると想われます。
(その28:PM2.5大気汚染物質に対する国内監視状況の現状)
(2013-02-19 )
(その30:大陸からの有害ガスと微粒子によるハイブリッド汚染は今後も!)
(2013-02-23 )
SPRINTARS大気汚染粒子、黄砂で予測される以外にも、天然、人工を含めて対流圏におけるさまざまな汚染粒子、および電磁圏のスペースデブリ、隕石の破砕微粒子、火山灰などを含めた太陽光を反射・吸収する物質の分布状態が昨今の寒冷現象に影響していると推察されます。汚染は工業化、車普及以前から、砂漠地区、中国南部で少なからず発生していることがわかりますが、昨今、SPRINTARSの予測動画(大気汚染粒子)から、首都北京をはじめとする主要都市に顕著に拡散して、今回の騒動が顕在化したのか?と推測されます。やはり、中国の汚染は大局的に観て拡大していることがわかり、大気汚染粒子の状況の推移の今後の指標になると想われます。
(その29:<追加>大陸からのPM2.5大気汚染物質の飛来に対する情報)
(2013-02-23 )
(その31:国内における大気汚染の現状を多角的に監視しよう。)
(2013-02-26 )
(その32:PM2.5、中国だけが原因じゃない 日本にも発生源に係る雑感)
(2013-02-27 )
(その33:70マイクログラム超で外出自粛=PM2.5対策で暫定指針に係る雑感)
(2013-02-28 )
(その34:インドでもPM2.5大気汚染深刻化 年間約67万人が死亡という)
(2013-03-03 )
(その35:大規模な黄砂の嵐が発生 PM2.5同様に徹底監視が必要か!)
(2013-03-08 )
SPRINTARSの予測動画から引用
<黄砂> <大気汚染粒子>
甘粛省以西の自治区、西蔵(チベット)、新疆維吾爾(しんきょうウイグル)で発生した黄砂の量が多いようです。また、インド北部、パキスタンでも多量発生しているようです。
地震前兆:
地震前の爆縮現象(環境放射能の低下現象)が発生する過程において、大気圏で観察される様々な異常発光現象。竜巻・突風も随伴して、雲底が赤く染まるメカニズムが
環境放射能の励起作用によって、大気中に共存している自然蛍光性鉱物のエアロゾルなどを放射化もしくは励起して、オーロラ現象のように、紫外光(波長約380nm)~赤色光(波長約700nm)を発生させているのか?
または、砂風によって大気中に舞い上がった環境放射能を含んだ?風化したエアロゾルの色なのか?
どちらが主因なのか?発光現象と引用文献には記載されていますが、個人的には不詳なためです。・・・
今まではオーロラ現象の類か?と思っていましたが、地震雲の発生には正体不詳の雲粒核が必要ともいわれています。また、個人的には、赤系の体色をもつエアロゾルが励起発光していることも妄想されます。
参考関連投稿:
放射化現象に係る投稿(その6:地震予兆としての異常発光現象のメカニズムの仮説)
オーロラ現象とは?
大気中の酸素原子や窒素原子などの物質に高速で電子が衝突して発光しているという。
(その21:エアロゾルの組成と色調との関係)
(2013-01-18 )
仮説のひとつとして、既報(その21、その21ー2)では、最近、オーストラリアで赤い砂嵐が発生したということから、エアロゾル化した砂塵そのものが雲底に集まったための着色現象としたら、どのような組成の無機物質が該当するのか調べました。
「砂嵐」の発生状態をgoogle画像検索から引用しました。
オーストラリアでの光景 2009/9
その21ー2:(追記)エアロゾルの組成と色調との関係に係る雑感)
(2013-01-19)
(その22:エアロゾルの組成と蛍光発光色との関係<地震前赤色発光の写真>)
(2013-01-20)
赤色蛍光発色している雲とは一体どのようなものか? 公開されている写真をgoogle画像検索から引用して記載しました。写真ではオーロラ現象による発光現象と複雑などすぐろい色という不透明感もあるようです。・・・空全体および周辺に存在している雲の色が変わるのは着色したエアロゾルの色とエアロゾル微粒子自体およびオーロラのようなガス(窒素、酸素、水素、ネオン・・・)の蛍光発光かどうか?については不詳ですが、両方とも絡んでいる可能性が現状考察されます。
引用:気象庁 精密地震観測室
http://www.jma-net.go.jp/matsushiro/learning/mat-swarm.html
(一部抽出しました。)
(その24:地震の前兆として発光可能な組成とその他の要因について)
(2013-01-25 )
もうひとつの仮説として、大気中の酸素原子や窒素原子などに高速で電子が衝突して発光しているというオーロラ現象のように、環境放射線であるべ-タ線(電子線)、ガンマー線、ミューオン、ニュートリノ、紫外線などによって放射化もしくは励起されて、蛍光発光する原理で、風化して大気中に舞い上がったエアロゾル砂塵が異常赤色発光を発生させている可能性がありえるのか?と以前から個人的に思っている仮説に基づいて、赤色発光する自然蛍光性鉱物にはどのようなものがあるのか?・・・
電離層のプラズマから遊離?した電子線が窒素、酸素などを励起して発光するオーロラは高度1000kmぐらいで発光していますが、数千mの雲の高さ程度では真空度が低くなるので電子線ではなく紫外線、ガンマ線などの励起で発光するのだろうか?と想われます。
<エアロゾル関連投稿>
大気汚染有害粒子の発生および拡散、被災要因・・・黄色い砂、PM2.5 強い風・・・とは (2013-03-15 )
偏西風などによって大陸からの黄砂、PM2.5の飛来は昨今、増加しています。2.5ミクロン以下の黄砂も有害物質を付着していると想われますので黄砂2.5として大気汚染粒子にいれたら、人への災害を未然に防げる手法として解り易いのではと想っています。・・・
環境中の放射能、黄砂、大気汚染微粒子および有害ガスの与える疾病の因果関係は現状不詳? 徹底究明を!(2013-03-14 )
3.11大震災によって、有害物質が環境中に大量漏洩した福島原発事故から2年。いまなお、福島原発の収束の目処は立っていないないようです。 結果として、福島原発事故によって発生した放射能汚染は人知を超える複雑さから、その収束、および生態系に与える影響について、さまざまな分野で議論されていますが、現状、結論には至っておりません。
加えて、
昨今、顕在化して衆知となった大陸からの黄砂、大気汚染微粒子および有害ガスなど陸海空に存在している有害物質は放射能と並んで、もしくは複合化、共存して、生態系に対して悪影響を与えているのでは?と推察しています。因果関係は現状不詳につき、徹底究明を!期待します。顕微鏡観察による粒子径、形状、複合性の解明、および高感度・高分解能の分析によって組成解析が出来るように工夫して、私も含めて多くの人が妄想?を起こさないためにも有害な汚染物質の実態(質/量、望ましくは個数)を的確に把握することが必要かと思われます。・・・
大陸からの2.5ミクロン以下の大気中に浮遊する黄砂は何マイクログラム/m3になるのか?(2013-03-11)
黄砂が飛来するとPM2.5も増加する傾向にあるという。
黄砂の2.5ミクロン以下のものは大気汚染粒子PM2.5の範疇にいれたらと個人的には思っていますが、大陸からの2.5ミクロン以下の大気中に浮遊する黄砂は何マイクログラム/m3になるのか?の情報に関心があります。
さらに、
もし有害物質が吸着した黄砂を大気汚染粒子とすれば、目には観えませんが、とてつもない量の汚染量となることが推察されます。また、測定方法の原理について、よく理解しなければなりません。・・・
異常気象に係る記載
(その15:大気エアロゾル粒子と寒冷化現象に係る雑感)(2013-01-23 )
(その22:春一番後の寒さと暑さの繰り返し。原因は大気浮遊粒子濃度変化の影響か?)(2013-03-13)
わが国の地質・地層調査に係る記載
陸・海底を構成している地殻の地質の違いによってさまざまな組成、電荷、磁性をもつエアロゾルの影響度が違うのだろうか?
(その1:地殻の平均的な組成)
(その2:九州の土砂災害地域の特徴)
(その3:猛暑地域の特徴)
(その4:活断層と単なる断層との違い)
(その5:岐阜県で発生した光化学スモッグの要因に対する考察)